はじめに
- 筆者について
30代前半。新卒でエネルギー系の会社に入り、SE(Sales Engineer)として勤務しています。職業はIT系を連想させますが、プログラミング経験は無く、AIは凄そうだけど良く分からん!という感じでした。 - E資格を受けるに至った経緯
海外赴任時に、手に職のある人生に憧れを持ちました。AI技術があれば、食いっぱくぐれないだろうという安直な考えから、キカガクさんの”自走できるAI人材育成コース”を受講。コースは半年間で、費用は給付金を活用しても20万円程と高価でしたが、AI技術だけでなく、アプリ作成まで経験が出来、一気にITスキルが上がったと満足しています。コースは卒業したものの、ITエンジニアでもないので、自分のスキルを証明できるものが欲しいと思い、E資格に挑戦しました。
E資格について(自分的注意点)
- 誰でも受けれる訳ではありません。JDLA公認プログラムを受講する必要があります。※詳細は公式ホームページこちらから
- 上記公認プログラムも含めて、いちいちお金がかかります。受験料も3万円ほどしますし、教本も5000円近くするのが当たり前です。
- 合格率が高そうですが、そこそこ勉強が必要です。特に、新シラバスへの移行時は過去の分野と新分野を網羅的にやらなければいけないので、勉強量がかなり増えると思います。(新シラバスに載っていないからと言って、学習を怠ると新分野の理解に支障が出る事があります)なお、E資格の難易度に関して、巷では応用技術情報者相当との声が多い様です。
E資格学習期間
- 21年10月~22年3月:キカガクさんの”自走できるAI人材育成コースを受講(E資格とはあまり関係ないですが、AI技術の基礎を学べました)
- 22年4月~22年6月:キカガクさんの”E資格対策コース”、”E資格事前問題集”を受講(これがいわゆるJDLAの公認プログラムでこれの受講後に受験資格をもらいました)
- 22年7月:キカガクさんの”G検定対策コース”(AIビジネスをバックグラウンドや全体像をとらえるためにG検定の勉強はとても役にたちました)
- 22年8月28日まで:ひたすら黒本を解く※4週しました。名著です。
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4295011584
E資格勉強を振り返って
- 数式や原理は暗記するくらい理解した方がいいです。テストでは時間が無く、瞬発的な判断が求められる事が多いです(AIエンジニアの実務現場もそうなのでしょうか?)
- Pythonのコードに慣れないと実装問題はかなり厳しいと思います。自分はいまだに良く分かっておらず、これからゼロつくを使って学習を進める予定です。
- AI技術は日進月歩、勉強に追いついていくのが大変でした。特に新シラバス対応で、Numpyだけでなく、TensorFlowやPyTorchも出題範囲に含まれており、新分野は教材も少なかったため、キャッチアップするのが大変でした。
最後に
- 色々とハードルのあるE資格でしたが、私は受講してよかったです。自分が知らない世界を体系的に学べ、視野が広がったと思います。ただし、既に現場で活用されている方には不要かもしれないです。初学習者や学生の方には非常にお勧めです。
- 最後に私の得点です。多分ギリギリ合格レベルだと思います。
応用数学:70 %
機械学習:56 %
深層学習:76 %
開発環境:91 %