概要

今回はGoogle Apps ScriptでSlackへユーザーメッセージを投稿してみます。
ボットユーザーでメッセージを投稿する方法はまた異なりますのでご注意ください。

Slackアプリの登録＆設定

1. Slackアプリ一覧画面を開きます

Slack APIのページを開き、右上の「Your Apps」リンクを押します。

2. Slackアプリを作成します。

「Your Apps」の下にある「Create New App」ボタンを押します。

アプリ名、動作させるワークスペースの欄を入力して「Create App」
アプリ名は後から変更出来ますが、ワークスペースは変更ができないので注意が必要です。

3. アプリに権限を追加します。

アプリが無事作成されると、アプリの管理画面が開きます。
左のメニューから「OAuth & Permissions」を選択し、Scopesというブロックまで下にスクロールします。

セレクトボックスでchat:write:userを探して選択します。
キーボードで入力することで絞り込み（インクリメンタルサーチ）されます。
選択後は Save Changes ボタンを押すの忘れずに

4. アプリをワークスペースにインストールします。

一番上までスクロールして、「Install App to Workspace」ボタンをおします。
完了すると、OAuth Access Token が発行されます。

GASコード

GASプロジェクトを作成しコーディングしていきましょう。

function testPost() {
  const app_auth_token = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('slack_app_auth_token');
  const channel = PropertiesService.getScriptProperties().getProperty('channel');

  const result = postMessageToSlackChannel(
    app_auth_token, 
    channel, 
    "It is sample message!!"
  );
  Logger.log(result);
}

/**
 * messageをSlackチャンネルにポストする関数
 */
function postMessageToSlackChannel(app_auth_token, channel, message){
  const payload = {
    "token" : app_auth_token,
    "channel" : channel,
    "text" : message
  };
  const options = {
    "method" : "post",
    'contentType': 'application/x-www-form-urlencoded',
    "payload" : payload
  };

  return UrlFetchApp.fetch("https://slack.com/api/chat.postMessage", options);
}

実行

testPost関数を実行すると、外部サービスに接続するための権限確認のダイアログが表示されます。

はじめてのGAS - Slackにメッセージを送る

概要