はじめに
本記事は、Python3を使用した場合のプログラムを記載しています。 私自身の備忘録として書いているため、誤りがあればコメントして頂けると幸いです。また、同じようにPythonでcsvファイルのデータを読み書きしたい人の参考になれば嬉しいです。
csvファイルの読み込み
csvファイルを読み込むためには、以下のようなプログラムが基本となります。読み込みたいファイルをdata.csvとして、ファイルポインタread_fpで読み込み専用で開いています。
csv_read.py
# csvファイルを扱うための関数を読み込む
import csv
# read_fpをdata.csvの読み込みポインタとして定義
read_fp=csv.reader(open("data.csv", "r"))
# read_fpでdata.csvを一行ずつ読み込み、lineに代入
for line in read_fp:
# 読み込んだ一行分のデータの処理を記述
print(line)
csvファイルの書き込み
csvファイルを書き込むためには、以下のようなプログラムが基本となります。書き込みたいファイルをoutput.csvとして、ファイルポインタwrite_fpで新規書き込み専用で開いています。
csv_write.py
import csv
write_fp=csv.writer(open("output.csv", "w"))
# 書き込みたいリスト
list1 = ["りんご", "みかん"]
list2 = ["にんじん", "とまと"]
# output.csvにwrite_fpで一行書き込む
write_fp.writerow(list1)
write_fp.writerow(list2)
csv_write.pyの出力結果は以下のようになります。
1 | 2 | 3 |
---|---|---|
りんご | みかん | |
にんじん | とまと | |
Point
ファイルを読み込んだり書き込んだりする場合には、プログラム内でファイルを開く必要があります。ファイルを開くために、次の一文を記述しましょう。オプションについては表にまとめておきます。
open("ファイル名", "オプション")
オプション | 意味 |
---|---|
r | ファイルを読み込み専用として開く。 |
w | ファイルに書き込みをするために新規作成する。但し、存在するファイル名を指定すると、ファイルの中身が全て消えます。 |
a | ファイルに書き込みするために開く。 |