秋月電子にてファンクションジェネレーター購入
先日、秋月電子にて購入したファンクションジェネレーター(FG085) 税込4000円を製作しました。
半田付けの練習が目的だったため組み立てKitを購入しましたが、完成品 税込5400円も販売されています。その他のファンクションジェネレーターKit・完成品も商品リストにあがっています。
秋月の店舗に入って右側の棚に組立Kitのスペースがあるのですが、画像のようにチャック付きの袋にぶらさがって陳列してあります。(完成品は白い箱に入った状態で同じ棚に置いてあります)
袋を開封
基盤をサンドイッチする黒いパネルはアクリル板です。レーザーカッターを最近触ったばかりのせいなのか、アクリル板のシールをはがす感じや丸い穴の削り具合に少し親近感を覚えてしまいました。
穴がいっぱい空いている表のパネルには白い文字が書いてあるのですが、アクリルパネルを正面・または横から覗くと透明パネルの裏側に白い文字を書いて、さらに黒い塗装をしていると思われます。(下図)
空気 ---------アクリル上部(表面)------- アクリル内部 ---------アクリル下部(表面)------- 白文字 ---------全面に黒い塗装--------- 空気
画像をよく見てもらうとわかるのですが、基盤にはあらかじめ細かい部品が半田付けされているので、全体から見るとスイッチやコンデンサ等、簡単な部品が多いという印象でした。
いざ半田付け
同梱の説明書の通り、全体の工程は大きくA,B,Cの3つに分かれています。
A. Install Components at Back
この工程では特に困ったところはありませんでした。
・ピンヘッダを挿入する向き
・コンデンサの+ー
に気をつければ大丈夫だと思います。
【ピンヘッダ】
短い方を基盤に挿入(Short ends go into PCBと記載されている)
【コンデンサ】
B. Install Components at Front
大体うまくいったのですが、やはり⑧プッシュボタンに相当手こずりました。
【プッシュボタンの半田付け】
プッシュボタンを基盤に全部挿入して、片っ端から一気に半田付けをしたのですが……。
それがいけなかった。
初めてのプッシュボタンで特に深く考えずに半田付けしてたのですが、半田付けがおわったあと、ひっくり返して表面の部品を見てみると……傾いてる!!
片側は浅く片側は深く挿入されていたため、ボタン全体が傾いたまま固定されてしまいました。
半田を吸い取ってボタンを取ろうとしたら、誤って分解(バラバラに)してしまい、ボタンを元に戻すのにとても時間がかかってしまいました…。
1ボタンに6本の線がありますが、1本だけまたは両側1本ずつ半田付けして傾きを確認してから、残りも全部半田付けするようにしたほうが、後々のダメージが少ないのでおすすめです。
C. Mount Panels
ファンクションジェネレーター製作でちょっと不明なところがあるとすればここでした。
10bでspring washerのベラ部分がカットされたはずなのに、10cや10dではなにかがピンと立っているので、とても器用にカットしたのかと思っていました。
どうカットしたら良いかわからないので、とりあえず黒パネルに刺してみると、ベラが微妙に基盤に届かないことがわかりました。ここでやっと、10b~10dを理解します。届かないベラを切って、代わりに長目の半田(solder)を伸ばしていたんですね。妙に細くベラを切っていると思ったら、半田でした。いや恥ずかしい。
ちなみにBNCコネクタも最初、黒パネルに挿入できないと思って焦りました。穴(メス)は楕円風になっているのですが、コネクタ(オス)は真ん丸だと思っていたので、向きも考えずに入れようとしていました。コネクタもよく見ると楕円、に気づくのに少し時間がかかりました。
今回のまとめ
- Solderは半田
- 傾く可能性のある部品は最低限傾かないことを確認してから全体付けしたほうが安全
- 基盤部分を温めて少しはんだをあてれば、自然と包むように流れ込んでいく。時間が立ちすぎると黒くなるので早めに半田ごてを外す。
- 思っていたより自分の作業は雑ということがわかったので、綺麗な実装を心がける。
- 今回の黒パネルのような文字塗装にすれば文字が消えにくいので、表に塗るよりも綺麗な仕上がりになる、多分。
参考ページ
画像は下記から転載しました。
- http://akizukidenshi.com/download/ds/jye/AssemblyGuide_085G.pdf