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Claude Codeで気づいた実装コストと思考制約の話

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普通に開発してると、「こうしたらいいんだけど、めんどいからこうでいいや」みたいなのがある。特に少人数のPoC案件だとそういう思考になりがち。

でもClaude Codeに丸投げできるなら話は別。今まで思いついてたけど面倒で作らなかった処理も実装しようという気になる。

コスパの分母が変わると判断基準も変わる

コスパ的に実装しなかったものが、分母であるコストがめっちゃ小さくなったから、判断基準も大きく変わった。これまでもできる限り良いものを作ろうとはもちろん思っていたけれど、どこかでストッパーがかかっていたんだなと気がついた。

具体的には:

  • エラーハンドリングもう少し丁寧にしたい → でも面倒 → やらない
  • ログ出力もっと充実させたい → でも面倒 → 最低限で
  • 設定ファイル分離したい → でも面倒 → べた書きで

みたいなのが、全部「やろう」に変わる。

車を買ったときと似てる

車なくても自転車もあるしカーシェアもあるし、わざわざ車買う必要ないと思ってた。でもいざ買ってみたらめっちゃ快適で、行動範囲が劇的に広くなった。

車なし生活に不便を感じていなかったはずなのに、どこかで思考に制限がかかっていた。「ちょっと遠いからやめとこう」みたいな判断を無意識にしてたんだと思う。

Claude Codeもこれと似たものを感じる。

無意識の制約

開発者って長年やってると、実装コストを無意識に見積もって「これは割に合わない」って判断するフィルタが働くようになる。それ自体は悪いことじゃないんだけど、同時に「最初から考えない」という思考パターンも身についてしまう。

で、そのフィルタが外れると、これまで諦めてたアイデアが一気に現実的になる。技術的には可能だったし、やった方が良いのも分かってたけど、工数がネックで諦めてたやつら。

開発に対する姿勢の変化

結果的に、より良いものを作ることに対する心理的なハードルが下がって、開発に対する姿勢も変わってくる気がする。

「まあこれでいいか」から「せっかくだからもう少し良くしよう」へのシフト。実装コストが下がったことで、品質に対する意識も変わってきた。

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