はじめに
qiita投稿、1年以上間隔空いた。。
タイトルにある「数学が1ミリもわからない」は比喩でもなんでもなくマジです。
大学に進学せず、中学高校とまともに数学はやってこなかったので、数1とか数Aとか言われても分かりません。現にこの本で復習するまで一次方程式が何かすら忘れてました。
きっかけ
そんな私がなぜ数学ガールを読もうと思ったか。後輩におすすめしてもらったから以外のなにものでもないのですが、元から数学は学びたいと思っていたのでタイミングだったと思います。
数学が1ミリも分からなくても普通に仕事できるんですよね、今まで数学ができなくて困ったことないですし。ただ、このコンピュータの世界ではありとあらゆるところに数学が使われていて、それが視野に入ることはありました。ソート、探索、グラフ理論・・・等ですね。そういうものを理解していると視点が変わって世界が変わるだろうな。楽しそうだな。と思っていたので数学はいつか学びたいと思っていたわけです。
感想
結論、これを機に数学をもっと学びたいと思える良書でした。
数学とは関係なく、学んだり教えたりするときに心得ておきたい知識も副産物として手に入れることができたので良かったです。
「僕」がノナに注意した対話について(P138)、は本タイトルの本質ともいえそうです。
私とノナを照らし合わせながら考えることができたのもスッと理解ができたポイントかもしれません。本書を読んで振り返ると、私は数学が嫌いだと思っていましたが苦手なだけだったと気づきました。理解しようとせず、教科書の公式を赤い枠線で囲って必死に覚えようとしていました。その証拠に、高校時代では新しい単元に入ってすぐ、第一章や二章では問題を解いて答えを出せていましたし、問題を解くことの楽しささえ覚えていました。嫌いではなかったと思います。
それが三章とかになり応用をきかせた単元に入った途端、たちまち分からなくなり、問題を解くことを諦め数学が楽しくなくなり嫌いだと思い込んでいた。理解して解くことができれば、性格的に数学の魅力に取りつかれていたと思います。
苦手なだけで嫌いではなかったと認識できたのが一番の収穫かもしれません。
話は変わって座標平面において、x座標とy座標が等しい点は必ずこの直線上にあり、無限に続いてもそれは変わらない。どこまでいっても一貫性がある。だからこそこの直線を y=x と表現できる。数式がもつパワーを認識できたことも大きな収穫です。
これから
本書をきっかけに、数学との向き合い方を学ぶことができました。おすすめしてくれた後輩には感謝です。
向き合い方を学んだだけで終わるのはもったいないですし、「はじめに」で述べた通り、まだまだ学ぶべきトピックは山ほどあるので時間をかけて理解していこうと思います。
数学に慣れる意味でも数学ガールシリーズを読み進めていこうかな。
「数学が1ミリもわからない」から「数学チョットデキル」になれる日を夢見て。
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