業界未経験の新人SIerが2か月の学習で基本情報技術者試験を合格した方法を紹介します。
今回紹介する方法で私は令和4年度春季試験 午前試験 89点 午後試験 90点 得点できました。
勉強習慣のハードルを下げるように作られていますので是非試してみてください。
私は高校最後の偏差値が32でした……全員合格できますね。
基本戦略
資格試験の大王道 過去問演習 です。
これ以外の対策はありません。
参考書
基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
これだけです。
過去問であれば正直何でも良いですが、見開きで問題と解答が載っているものを選びましょう。
教科書は今回使いません、試験に合格すれば良いだけなら不要です。
私自身購入しましたが一回も使いませんでした。
午前試験対策
80問の選択問題で8割程度が過去問から出題されます。
時間が足りなくなるという事はまずないでしょう。時間を気にせず学習しましょう。
合格するには過去問を覚えればOKです。非常に簡単ですね。
計算問題は解法を覚えましょう。
過去問は10回分覚えます。
どのように覚えるか
具体的に紹介していきます。
80問を10回分やりますから、800問あります。
これを自分の学習時間と相談して分割していきます。
今回は2か月で合格なので、1日20問 40日で全問解くように設定します。
この20問を1セットとして毎日やります。
暗記なので反復する必要があります、反復計画を立てましょう。
6回反復すれば十分です。
- 1週目:答えをすぐ見て回答を確認
- 2週目:翌日に答えを見ずに回答(忘れていた問題はすぐ答えを見ましょう)
- 3週目:2週目から2日後にもう一度回答
- 4週目:3週目から2日後にもう一度回答
- 以降、一瞬で回答ができるものはマーキングをして次回から解かないようにしましょう
- 5週目:4週目から3日後にもう一度回答
- 6週目:5週目から3日後にもう一度回答
- 7週目:6週目から4日後にもう一度回答
- ここで解けなかった問題をマークやスクショ(PDF版)をして試験直前に確認しましょう
これで暗記は完了します。
復習タイミングは方眼紙等で簡単に管理します。
紙の管理がおススメで、復習が終わったら塗りつぶしましょう。
勉強した感が出てきてモチベーション維持に繋がります。
※紹介用にデジタル化、実際は手書きで雑に書いたものを使ってました
毎日1セットずつ増えていきます。中盤に復習量がピークに達します。
「結構めんどいな」 と感じたでしょうか?
安心してください!
4周目にはほとんどの問題がマーキング済みになります。1セット10分で終わります。
午前試験はやる気が続かない…
ほとんどの学習時間を復習に使っています。
わからない事へのストレスを極限まで削っていますので徐々に勉強が楽になります!
キャパオーバーになったら復習だけ取り組みましょう!
40日で設定してありますから、数日遅れたところで全く問題ありません。
午後試験対策
長文の問題を読み解き穴埋めを中心とした出題形式です。
過去問はそのまま出題されることもありますがあまり期待しないようにしましょう。
絶対に、午前試験の学習が形になってから演習し始めましょう!
応用問題を装っていますが、実際のところ知識問題が多いです。午前試験の知識が必須です。
午前試験と異なり時間が足らなくなる事があります。時間を意識した演習が必須です。
合格するにはやはり過去問演習です。問題の形式に慣れるのが重要です。
まずは選択問題を絞り込みましょう。
午後試験は必須問題2問選択問題3問の計5問を回答します。
必須問題は
- 情報セキュリティ
- データ構造及びアルゴリズム
選択問題は
- ソフトウェア/ハードウェア
- データベース
- ネットワークソフトウェア設計
- プロジェクトマネジメント
- 経営・関連法規
の4問から2問選択
- C言語
- Java
- Python
- アセンブラ言語
- 表計算
から1問選択です。
午前試験の学習状況から得意そうなものを選びましょう。
私のおススメは
- ソフトウェア/ハードウェア
- データベース
(予備 )経営・関連法規
おススメとはりきって言いましたが、実際は科目ごとに難易度が極端に変わることはないのでなんとなくイケそうなものを選べば良いと思います。
選択問題を一通り見るのが面倒な人は私のおススメを是非!
プログラミング言語は自身の経験から選びましょう。
SierならJava、WEB系ならPython、学生ならC言語かPython、表計算。
文系の方なら表計算がお勧めです。
プログラミングでは問題のプログラムをトレースする事が必須です。
苦手な方は答え合わせの時に時間をかけてプログラムの動きをトレースする練習をしましょう。
参考
https://www.seplus.jp/dokushuzemi/fe/fenavi/patterns_algorithms/technique_trace/
午後試験の過去問は2回演習すれば充分です
過去問8回分をマスターしましょう。
時間は
問1~3は18分
問4~5は25分
このペースで解ければ時間はかなり余りますので、本番でも余裕を持って回答できます。
一回目を解き、答え合わせをしてから10日後くらい(忘れた頃)にもう一回やり直します。
二回目を解いて同じ間違いをしていた部分は直前に確認しましょう。
最後2回分は150分計って行います。30分間見直し時間を設けれるように時間配分しましょう。
午後試験はシンプルに…
午後試験対策を調べると配点が高い問題を重点対策と言われる事が多いです。
ですが、基本情報技術者試験は全体で6割得点すればいいので、各分野まんべんなく6割以上とれば合格できます。
配点の高い、プログラミングやデータ構造及びアルゴリズムで満点を取るよりも、全問6割の方がはるかに簡単です。
何故なら各問題の序盤は非常に簡単だからです。終盤に向かうにつれて難問の可能性が上がります。
選択問題を決めたら淡々と問題を解き続けましょう。
カギを握るのは午前問題の知識です。
基本情報技術者試験とは?
IT業務全般の知識を問われる試験で、プログラムからプロジェクト管理、経営等 出題範囲は多岐にわたる。
そのため文系理系問わずとれる資格。
IT系の会社では必須資格になっている事が多い。
試験は 午前・午後 の二部制で制限時間はそれぞれ150分
問題はすべて選択問題でCBT方式(PCで受験するヤツ)で近い会場を試験期間に予約して行う。
午前と午後 別日での受験も可能、午後試験を午前中に受験してもOK(逆も然り)
※予約はすぐ埋まるのでお早めに!
毎年、春(4月~5月)と 秋(9月~10月)の2回行われる
※今後、通年受験可になるそうです