Laravel seedingでDBへ初期データを自動投入する

マイグレーションファイルを作成し、マイグレーション実行しDBにテーブルがあることを確認した後、
次にseederを使って初期データを追加する作業に移ります。

このseederというものを使えば簡単にDBへ初期データを入れることができます。

アジェンダ
1.Seedファイルの生成
2.シーダークラスの定義
3.シーダクラスをコールする為の設定
4.オートローダ再生成
5.シーディング実行
6.マイグレーションとシーディングでデータベースを再構築する

Seedファイルの生成

まず初めに投入するデータを記述するseedファイルを生成します。
その前に公式にならって、シーダクラス名を決めます。
"App"TableSeederのようにTableSeederが後に続いたシーダクラス名にします。

シーダー生成のartisanコマンド

php artisan make:seeder AppTableSeeder

そうすると
laravel/database/seeds 配下に AppTableSeeder.phpが生成されます。

シーダークラスの定義

laravel/database/seeds/AppTableSeeder.php

run()メソッドにデータを投入する記述を行う。

use Illuminate\Database\Seeder;

class AppTableSeeder extends Seeder
{
    /**
     * Run the database seeds.
     *
     * @return void
     */
    public function run()
    {
       $param = [
            'name' => Str::random(10),
            'email' => Str::random(10).'@yamada.jp',
            'password' => bcrypt('password'),
            'birthday' => '2000/01/01',
        ];
        DB::table('users')->updateOrInsert($param);

        $param = [
            'name' => Str::random(10),
            'email' =>  Str::random(10).'@yamada.jp',
            'password' => bcrypt('password'),
            'birthday' => '2000/01/01',
        ];
        DB::table('users')->updateOrInsert($param);
       
        $param = [
            'name' => Str::random(10),
            'email' =>  Str::random(10).'@yamada.jp',
            'password' => bcrypt('password'),
            'birthday' => '2000/01/01',
        ];
        DB::table('users')->updateOrInsert($param);
 　　　
    }
}

シーダークラスをコールするための設定

シーダクラスの定義が完了したら、このシーダークラスをシーディング実行時にコールできるようにします。

laravel/database/seeds/DatabaseSeeder.php

use Illuminate\Database\Seeder;

class DatabaseSeeder extends Seeder
{
    /**
     * Run the database seeds.
     *
     * @return void
     */
    public function run()
    {
        $this->call([
          AppTableSeeder::class,
        ]);
    }
}

オートローダ再生成

composerのオートローダーを再生成します。

composer dump-autoload

シーディング実行

それでは早速シーディングの実行をしていきます。
Laravelのルートディレクトリに移動し、コマンドを叩きます。

php artisan db:seed

実行が完了したら、実際にmysqlでデータを確認してみます。

ここまででシーダクラスに手動で情報をインサートし、シーディングを行うことができました。

参考文献

PHPフレームワーク　Laravel入門