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「どんギツネさん」の目覚ましLINE通知システムを作ってみた

Last updated at Posted at 2020-12-23

みなさんメリークリスマス!
クリぼっち確定の安達です!:santa:

今日はクリスマス独りぼっちで寂しいみなさまに朗報です・・!!

どん兵衛のCMで有名な「どんギツネさん」の目覚ましLINE通知システムを作りました!:champagne:

これで、あなたはもう独りじゃない・・!:sparkles:

■システム構成の説明

ざっくりしたシステム構成図は以下の通りです。

画像9.PNG

「API自動実行システム」がLINEに対して、決まった時間にAPI送信を行います。
Lineシステムはユーザにメッセージ通知を行います。(プッシュ通知)

そして、LINEのアイコンとメッセージを「どんギツネさん」にします!

「API自動実行システム」はGoogle Apps Script(GAS)を使って実装します!

GASは決まった時間にスクリプト実行するトリガー機能がありますので、
そのトリガー機能を利用したいと思います。

■LINE Developers設定

LINEのメッセージAPIを利用するには、
LINE Developersのアカウント登録する必要があります。

さらに、「どん狐さん」のLINEチャンネルを作る必要があります。

①LINE Developersアカウント登録

以下のURLでアカウントを作成します。
https://developers.line.biz/ja/

②「どん狐さん」のLINEチャンネル作成

さあ、主役のどんギツネさんのチャンネルを作ります。

使用する画像は肖像権の問題もあるので、
実写真でなく下の絵で代替します・・!

IMG_5215.JPG
※あだちりょうへい 作

LINE Developers管理画面のチャンネルアイコンを上の絵に設定します。

画像2.PNG

画像3.PNG

あと、LINEチャンネル名は「どんギツネチャンネル」にしました。

画像10.PNG

③UserIDとAccessTokenの取得

API通知をするには、
チャンネルのUserIDとAccess Tokenの値を取得する必要があります。

UserIDはLINE Developers管理画面 > Providers > Your User IDで確認できます。

画像11.PNG

Access TokenもDevelopers管理画面 > Providers > Messaging API > Channel access tokenで確認できます!

画像12.PNG

上記2つの値はプッシュ通知メッセージの実装で使用します。

■「API自動実行システム」実装

Google Apps Script(GAS)を使ってプッシュ通知メッセージを実装します。
GASとはGoogleが提供している簡単なWebアプリケーションを作るための開発環境で、
JavaScriptで実装します!

GASはGoogleにログイン > スプレットシート > ツール > スクリプトエディタで利用できます。

画像7.PNG

↓エディタ画面
画像13.PNG

では、実際にプッシュ通知メッセージを実装してみます。
User IDとAccess Tokenは先ほどLINE Developersで確認した値を利用します。

・JavaScriptバージョン


// Channel Access Tokenを指定
var accesstoken ="XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX"
// User IDを指定
var userId = "XXXXXXXXXXXXXXXXXX"

//ヘッダー設定
var headers = {
  "Accept": "application/json"
};

//APIペイロード設定
var payload = {
      "to":userId,
      "messages":[{
      "type":"text",
      "text":"朝だよ!起きてよ~(^^♪",
      }]
};

//トリガーの設定時間設定
function setTrigger(){
  const time = new Date();
  time.setHours(8);
  time.setMinutes(0);
  ScriptApp.newTrigger('line_push_message').timeBased().at(time).create();
}

//LineAPIプッシュ通知処理
function line_push_message(){
  try{
    UrlFetchApp.fetch("https://api.line.me/v2/bot/message/push",{
    "method":"post",
    "contentType":"application/json",
    "headers":{
      "Authorization":"Bearer "+accesstoken,
    },  
    "payload": JSON.stringify(payload),
    });
  }catch(e){
    result = "エラーの内容:" + e;
  }
}

setTrigger関数は毎日8:00にline_push_message関数を呼び出すための関数です。
setTrigger関数はGASのトリガー機能で呼び出すようにします。

GASのトリガー設定で新規追加を行い、以下の設定を行います。

画像5.PNG
実行する関数を選択: setTrigger
実行するデプロイを選択: Head
イベントのソースを選択: 時間主導型
時間ベースのトリガーのタイプを選択: 日付ベースのタイマー
時刻を選択:午前6時~7時 ※8時より前ならOK

画像6.PNG

ちなみに、Shellスクリプトでもプッシュ通知プログラムを実装してみました。
以下のスクリプトファイルをLinuxのcron設定すれば、
決まった時刻にメッセージ通知されます。

・Shellバージョン

#!/bin/bash

#定数宣言
CLIENT_ID="XXXXXX"
CLIENT_SECRET="XXXXXXXXXXXXXXX"
USER_ID="XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX"

#メッセージの内容
MESSAGE="朝だよ!起きてよ~(^^"

#アクセストークン情報取得
curl -v -X POST https://api.line.me/v2/oauth/accessToken \
-H "Content-Type: application/x-www-form-urlencoded" \
--data-urlencode 'grant_type=client_credentials' \
--data-urlencode "client_id=${CLIENT_ID}" \
--data-urlencode "client_secret=${CLIENT_SECRET}" > /tmp/access_token.txt

#アクセストークン抽出
ACCESS_TOKEN=`cat /tmp/access_token.txt | awk -F ":" '{print $2}' | awk -F "," '{print $1}' | tr -d '"'`

curl -X POST \
-H 'Content-Type:application/json' \
-H "Authorization: Bearer {${ACCESS_TOKEN}}" \
-d '{
    "to": "'${USER_ID}'",
    "messages":[
        {
        "type": "text",
        "text": "'${MESSAGE}'"
    }
    ]
}' https://api.line.me/v2/bot/message/push

■実行結果

あとは自分のLINEアカウントを「どんギツネチャンネル」に登録するだけです。

毎朝8時になると「どんギツネさん」から目覚ましメッセージが通知されます!

C62A9D8D-20BB-496E-8732-A664E477F1B4.png

これは流石にこわいですが・・:fearful:
ACF7D6E0-E3E9-49A6-9EAA-3BFBBD385646.png

■まとめ

LINE APIを使うことでこのようなプッシュ通知やBOT機能を使うことができます!

無料で手軽に利用できますので、
是非みなさんも遊んでみてはいかがでしょうか!:runner_tone2:

それでは、良いメリクリを~:santa_tone4:

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