便利な時代ではあるが...
ネットワークに関する広大な知識や深い理解が無くとも、マニュアル通りに実施すれば、容易にネットワークを利活用できる時代になりました。個人で利用する(自宅にWi-Fiを設置するなど)場合には、それで十分かもしれませんが、仕事で携わる場合には、中で何が起こっているのかを理解していなければ、障害が発生した時などに対応できなくなってしまいます。
障害の原因を究明しなければならない立場にあると考えて
ネットワークは複雑で、全てを理解する事は非常に困難なシステムです。それと同時に、標準化やパッケージ化されている側面も多く、ユーザーが容易に使用する事も可能です。このシステムの仕組みと、ユーザーの理解の間で、乖離が大きすぎると、障害が発生した際に対応が出来なくなってしまいます。学習時には、「もしこの部分で何か障害が起こった際に、解決できるかのか?」と自問しながら学習を進めてください。
「どこで(Where)」「何を(What)」「いつ(When)「誰が(Who)」」行っているのか、そして「何故(Why)」それが必要なのかを意識する
ネットワークに関して学習を進めていくと、様々な「用語」や「仕組み」、「概念」や「推移の歴史」に触れることになります。覚えること、理解する事が多く、混乱しそうになると思いますが、1つ1つに対して、「どこで」「何を」「いつ」「誰が」「なぜ」を意識してみて下さい。分からないものが出てきた際は、この5つを整理し、5つの中で、何が不明確なのか、どれの理解が出来ていないのかを把握し、その穴を埋めていけば確実に前に進めると思います。
どうしても分からなければ据え置き
学習の中で、いくら調べても理解出来ない仕組みや概念が出てくると思います。そういった時は、思いきって飛ばしてあげましょう。1番重要な事は学習を継続する事です。思わぬ所で点と点が繋がり、分からなかった箇所の理解ができる事もあります。その場で分からなくとも、「学習を続けていればいつか理解できるようになる」くらいに割り切って、前に進んでいきましょう。