はじめに
個人的にずっとやってみたかったけど、一歩を踏み出せずにいた Qiita
せっかく始めるならば、ということで Organization を作り、会社として参加するよう提案しました
(私は役員でも管理部門でも管理職でもないです)
どのように提案し、稟議し、アカウントを作り、 Organization を作ったのか、経緯を残しておきたいと思います
契機
前年度(2020年度)の1年間、社内勉強会で講師役を何度か勤めました
AI、AWS、Python、Dockerなどなど、私が扱ってきた諸々について
1年間やって、講師をすることのメリットを実感しました
- 資料として自身の知識を整理できる
- 人に教えるために、更に深い知識が身に付く
- ハンズオンのための環境作りでもスキルが磨ける
- トーク力、度胸が付く
しかし、以下のような限界も感じました
- 社外へのアピールにならない
- ちょっとしたトピックなどで気軽に開催できない
- 受講者も、講師も限られた人だけになる
- 社内向けなので、ほとんど叩かれない = 緊張感が足りない
講師をするためには結構な準備が必要で、それを残業時間でやるわけですが、これではもったいない
そこで、今年度は兼ねてより興味のあった Qiita を使ってみようと考えました
- 社外にアピールできる
- いつでも気軽に投稿できる
- 誰でも見れるし、誰でも書ける
- 全世界に公開されるので十分な緊張感がある
そして、 Qiita について調べたところ、 Organization の機能を見つけ、これは会社としてやるしかない、と思い上長に提案しました
- Organization を使うことで、企業として技術を外部にアピールできる
- 記事を書くために整理・調査することで技術者全体のレベルアップを図れる
ルール作り
会社として利用するにあたって、それなりにルール作りが必要になるため、以下のようなルールを提案しました
これらにより、社内の管理部門が個人アカウント、記事の内容を把握することができ、不正な投稿を防ぎます
Organization へのアカウント追加ルール
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個人のアカウントは自由に作成可能
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Organization に参加する際、まず社内ワークフローにて申請・承認を得る
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承認後、管理部門が Organization に招待する
記事の投稿ルール
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各個人が記事を書いたときは、まず 限定共有投稿 する
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社内ワークフローにて記事の内容について申請・承認を得る
-
ワークフロー内で必要に応じて有識者のレビューを受ける
-
承認後、各個人が 全体に共有 する
Organization 作成
無事、上記ルールによって社内稟議が承認されました
意気揚々と Organization を作るよう管理部門に依頼したのですが、、、
なんと、ある程度 Qiita での実績がないと作れない仕様でした!
記事を一つも投稿していない時点では作れません
と、いうわけで、以前から準備していた AI や Tellus などのキャッチーな記事を3本投稿してみることに
翌日には無事、投稿した私の個人アカウントで Organization を作成することができました
Organization の作成時に管理部門のアカウントを招待しています
今後
今後は私自身どんどん記事を書いていこうと思いますが、それ以上に社内の有志に記事を書いてもらうつもりです
技術者が活発に研鑽する場として、 Qiita を活かしていきたいと思います