はじめに
Livebook は Elixir や Erlang のコードをブラウザ上で実行し、結果を視覚化できるツールです
データ解析や業務の自動化など、様々な用途で利用できます
Python における Jupyter をイメージすれば良いです
セットアップセル
Jupyter の場合、インストール済のパッケージはノートブックで明示せずに使えます
そのため、 pip install
のコマンドは必ずしもノートブックに記載されていません
Livebook の場合、ノートブック毎に別のプロジェクトになるため、必ず依存パッケージをインストールする必要があります
ノートブックのタイトルの下に、 "Notebook dependencies and setup" と書かれているセルがあります
セル内をクリックすることで、入力可能になります
ここがセットアップセルです
セットアップセルに以下のように依存パッケージを書き、左上の "Setup" をクリックすることで、パッケージがインストールされます
Mix.install([
{:explorer, "~> 0.6"},
{:kino, "~> 0.10"}
])
ここが Livebook の非常に良い点の一つです
Jupyter だと依存パッケージが必ずしも明示されないため、ノートブック単体で見たときの再現性が低くなります
Livebook は必ず依存パッケージが明示されるため、再現性は非常に高いです
モジュールの検索、追加
このモジュール指定は非常に良いものですが、毎回リファレンスや GitHub で正確なパッケージ名、最新バージョンを確認するのは面倒です
というわけで、 Livebook 上ですぐに検索、追加できる機能があります
セットアップセルの右上、右端から3番目のアイコン(下画像赤枠)をクリックすると、パッケージ検索モーダルが表示されます
パッケージ検索モーダルから "+ Add" ボタンをクリックすることで、簡単に各パッケージの最新バージョンをセットアップセルに追加することができます
補完、ドキュメント表示
更に、インストールされたパッケージの補完やドキュメント表示も当たり前のようにやってくれます
まとめ
Livebook の便利機能はまだまだ大量にあります
しかもどんどんバージョンアップされています
今後にさらに期待ですね