事の発端
今のパソコン環境は結構貧弱で、ノートパソコンだけどIntel CPU第7世代だし、メモリを増やしたところで付け焼き刃。早速余談を付けますが、ノートパソコンを半分クラムシェル状態ででかい画面にマルチモニタしてるのが現状です。
そうなると気になるのは「電源スイッチを押す」ことが煩わしくなってくるわけです。みんな経験ありますよね???(強火)
ノートパソコンだけで仕事してる場合は別にしても、常設ノートの位置なんて大概どっかの台か離れたところに置いて、別のキーボードやマウスを繋いでマルチモニタ、って人のほうが多いんじゃない?ですよね???
単純にUSBケーブルのリモートスイッチを買えば済むし、「Wake-on-LAN使えよ!」って思うでしょ。僕もそう思いました。
でも皆さん、最近のノートパソコンって何で接続してますか?
仕事場ならいざ知らず、ほぼWi-Fi接続じゃないですか?
Wi-FiでやるWake-on-LANーいわゆるWoW(Wake on Wireless LAN)という選択肢になるのですが、結構対象機種が最新なものに限られるしBIOSだけならいざ知らずネットワーク接続の設定変更も必要だし…。めんどい!
つまらない。つまらなすぎる。
だったら、手元のスイッチを押したら起動する形にするほうが、かっこよくない?}
で、ChatGPTといろいろ会話した末にたどり着いたことを、次の章でお話します。
目標と使用する部品選定
なにはともあれ、こういうことは事前にどうしていくべきか、という要件定義書もどきを作っておくのが大事です。
そこでChatGPTにあれこれ討論を繰り返して、以下の内容にすることにしました。
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目標
- 手元にあるスイッチを押すと、LANポート経由でPCがWake-on-LANする。
- 大体の図解はこんな感じ。タクトスイッチはArduino Nano R4に接続するから、あくまで経路図。
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使用する部品一覧(現時点)
- Arduino Nano R4(ピンヘッダ付き)
- Arduino Ethernet Shield2(W5500搭載)
- タクトスイッチ ×1
- ジャンパーワイヤー(50〜150mm)
- USB-C給電ケーブル
- ケース、スペーサー、ネジ類
- ESD対策(リストストラップ、静電気防止ケース)
ここで、1つポイント。
ブレッドボードによるテスト、ハンダ付け作業を不要にした点。
意外とこういう点がハードルになりやすい気がする。
**だって、持ってないもん。**俺、インフラエンジニアであって電子系じゃないし。
(ちなみにキーボード自作をしたくて本気でハンダセット揃えようか悩んだ時期はありました。)
ともかくこのセットを使って、実際の配線イメージを考えていきましょう。
こういう形がええねんな…きっと
まずはざっとテスト項目を洗い出し。
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開発フェーズ
- スイッチ押下でシリアル出力を確認
- NanoとEthernet Shield2の動作確認
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テストフェーズ
- タクトスイッチ押下 → Arduinoがマジックパケット送信
- ターゲットPC(WoL対応)起動を確認
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完成形
- ケース内に固定
- ジャンパーワイヤー最短化
- タクトスイッチ張り出し位置を最適化
だいたいこんな感じ。
シンプルイズベスト。各種部品はジャンパで指すだけで済む初心者設計。
ともかくパソコンのBIOS上でWoLをEnableにしとけば、マジックパケットを流すだけで成立する。はず。。。
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要約
- タクトスイッチ押下でNanoがマジックパケット送信
- Ethernet Shield経由でターゲットPC起動
多分一番の問題はサイズの合うケースを探してBOX化すること。
最後に:やったことねぇからやろう!
というわけで、そんなに難しくなさそうだしイ◯ケンの動画見てるし、きっと大丈夫。
部品揃えてともかくテストしてみるところから、始めてみようと思います。
大した仕組みでもないので、次回は~完成編~...になるはず。
経過をお楽しみに!