Dockerコンテナを一般ユーザーで操作する

はじめに

コンテナを作成した時、デフォルトのユーザーはrootユーザーになっています。
そのため、コンテナ内で作成したファイルは権限がroot権限になってしまい、コンテナの外での編集に支障をきたしてしまいます。そのため、下記の流れでユーザーの設定を行います。

１．.envに環境変数を記載
２．docker-compose.ymlのargsにて、Dockerfileに渡す環境変数を記載
３．Dockerfileにてグループとユーザーを追加＆使用者を一般ユーザーに変更

docker-compose.yml

.env

UID=1000
GID=1000
USERNAME=user_name

docker-compose.yml

version: "3"
services:
  app:
    build:
      context: .
      dockerfile: ./docker/php/Dockerfile
      args:
        # Dockerfileに環境変数を渡す
        - UID=${UID}
        - GID=${GID}
        - USERNAME=${USERNAME}

Dockerfile

Dockerfile

# イメージを指定
FROM php

# 中略

# docker-compose.ymlで設定した環境変数を導入
ARG UID
ARG GID
ARG USERNAME

# グループ・ユーザーを追加
RUN groupadd -g ${GID} ${USERNAME} \
  && useradd -u ${UID} -g ${GID} -s /bin/bash -m ${USERNAME}

# コンテナを操作するユーザーをルートから一般ユーザーに変更
USER ${UID}