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エラーが怖い?それならSyntax Errorを「起こす」ことから始めよう

Last updated at Posted at 2024-04-25

はじめに

こんにちは! @RyoSakon001 です。 Fignny株式会社でPython, PHP, TypeScriptのエンジニアとして働いています。
エンジニアとして業務を始めたての頃は、エラーにとにかく悩まされがち。そんなあなたにピッタリの情報をお届けできればと思います。

こんな人に読んでほしい

  • 駆け出しエンジニアの方
  • 駆け出しWebデザイナーの方
  • 育成担当ベテランエンジニアの方

エラーの大半って、実はコレ

一括りに「エラー」と言っても、色々な種類があります。超〜アバウトに、大別してみます。

  1. Syntax Error
  2. Undefined
  3. その他

その中で、1, 2番がおよそ8割を占めていると思います。そして、実は本当に難しい(可能性がある)のは3番だけで、1, 2番は初心者の方でも簡単に解決できてしまうのです。

エラーへの恐怖心をなくすには、自分で「わざと」起こしてみること

「最初は怖いけど、やってみると大したことなかった」 という経験はありませんか?

  • ピーマンを食べる
  • ジェットコースター
  • 1人でラーメン屋に入る
  • 飛んだことがない雛鳥(おい)

意外に思われるかもしれませんが、エラーって、上記のケースと同じなんです(本番環境は別ですけどね)。そうじゃなきゃ、エラーを読んでいるエンジニアがあんなに平然としているわけがありません。

本記事では、「わざと起こしてみる」ことを大事にし、「ああ、意外と大したことないな」 と思ってもらうのが狙いです。育成担当のベテランエンジニアの方がいらっしゃいましたら、ぜひこの手法をやってみてください!驚くほど効果があります。

「エラーとは、起こしてはいけないもの」という認識をもし持っていたら、今日限りで捨ててしまいましょう。

実践

おなじみのPaizaでやってみます。(もちろんご自身のエディタでやってもOKです。)例としてPythonを使用していますが、Ruby, PHP, JavaScriptなど、どの言語でやってみてもOKです。

1. Syntax Errorを起こしてみる

ここからは具体例を挙げていきます。

例1: カッコを閉じない

sample.py
print('Hello'

qiita1.png

例2: iff

sample.py
iff True:
    print('Hello')

qiita2.png

例3: impoooot

sample.py
impoooot datetime

qiita3.png

いかがでしょうか?さすがにどんな方でも、「コレはエラーが出て当然でしょ」とわかる例を挙げてみました。
Syntax Errorというのは、「明らかに書き方がおかしいよ」という意味 なのです。さすがにこんなにわかりやすい例は滅多にありませんが、要するに 「時間をかけて書き間違いを探せば、どんな人でも解決できる」 ことが特徴です。

「やった、Syntax Errorだ!」 と思うことができればしめたものです。

2. Undefined~ も、簡単に解決できる

これは、言語によって微妙に表現が異なります。

Python

sample.py
hoge = 'Hello'

print(hgoe)

qiita4.png

Pythonでは、 name 'hgoe' is not definedと表示されるようです。

PHP

sample.php
<?php

$sample = 'Hello';

echo $simple;

qiita5.png

PHPでは、 Undefined variable $simpleと表示されるようです。

Ruby

sample.rb
y = "HogeHoge"
printf(x)

qiita6.png

Rubyでは、 undefined local variable or method 'x' と表示されるようです。
(variableが「変数」、methodが「メソッド」の意となります。 @scivola 様ありがとうございました。)

つまり、 Undefinedは「定義されていない変数が使われていますよ」という意味 なのです。
「なんだ、Undefinedも大したことないな」 と思えてきましたか?

3. 「その他」のエラーは?

その他のエラーは色々な種類があるので、本記事では割愛します。簡単なエラーのケースもありますが、まずはググってみて、5分読んでも意味が分からなければ先輩に遠慮なく聞いてしまってよいと思います。

番外編: Warningは、一旦放置してよいケースも多い

前提として、「Error」と「Warning」は、全然違います。
あまり声を大にして言うべきではないのかもしれませんが、Errorの95%くらいは、絶対に解決しなくてはいけないものであるのに対し、Warningは、「一応うごくんだけど、古い書き方だから注意だけしておくね」みたいな意味なので、必ずしもすぐに解決しなくてもいい場合も多いです。安易に放置してよいものではないですが、それを「今すぐ」「工数を使って」対処するかどうかは現場の判断 となります。

大事なのは、「読むクセをつけること」

個人的な意見ですが、初心者にとって最も大変なのは技術力ではなく、「心理的な苦手意識=読みたくない」 だと思っています。本記事の最大のポイントは、「読むクセがつく」ところ、もっといえば「心理的な苦手意識がなくなること」 にあります。初めはとにかく「どうしようどうしよう」となります。まずは落ち着いて 「Syntax Error」と「Undefined」かどうかをチェックできるようになる こと。「その他」のエラーは、先輩エンジニアに気軽に聞いてしまってもよいでしょう。

おわりに

ここまで読んでくださりありがとうございました。
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参考リンク

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