PythonからPagerDutyのIncidentを生成する

目的

監視の仕組みを独自で作成した際に問題となるのは、
外部のアラートの仕組みなどと連携する場合です。

ここでは、Pythonで作成した監視の仕組みとPagerDuryを
連携させるための例を説明します。

手順概要

1. PagerDutyのIntegrationを設定
2. Pythonのコードを記述

手順詳細

PagerDutyのIntergrationを設定

Serviceの作成

Configutaion -> Services と選択します。

Add New Servicesボタンをクリックします。

次は、ServiceとIntegrationの設定を進めます。
(Escalation Policyなどの設定は含めません)

1. Serviceの名前を指定します
2. Use our API directryを選択します
3. Events API v2を選択します
4. Intagrationの名前を設定します

あとはよしなに。
Add Service ボタンをクリックします。

先ほど作成したServiceを選択し、Integration Keyを選びます。

Pythonのコードを記述

pypd - PagerDuty Python API Clientを利用します

pagerduty-api-python-clientのインストール

pip install pypd

コードを記述

単純にIncidentを生成するだけのコードです。

integration_keyには先ほど作成した。
PagerDutyとのIntegration Keyを指定します。

Incident生成のサンプルコード

import pypd

integration_key = 'hogehogehogehoge'

pypd.EventV2.create(data={
    'routing_key': integration_key,
    'event_action': 'trigger',
    'payload': {
        'summary': 'test',
        'severity': 'error',
        'source': 'test',
    }
})

本コードをベースとして、任意のタイミングでPagerDutyでIncidentを生成することができます。
他にもIncidentの一覧を取得したりなど様々な作業をpypdを用いて実現できそうです。