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【新人プログラマ応援】実務未経験者が AWS の人気資格 SAA に2ヶ月で合格するためのロードマップ

Last updated at Posted at 2023-04-09

🎯 結論

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  1. Udemy の動画教材でハンズオン (1ヶ月)
  2. CloudTech で問題演習 (1ヶ月)

この 2つ で正答率 90% で合格することができました。
(合格に必要なスコアは 70-80% くらい)

それぞれの詳細については後述します。

--

2022年8月頃から
AWS Certified Solutions Architect - Associate (SAA) の試験内容が改定され
以前と比べて難しくなった言われています。

筆者は上記手順で勉強を行なった結果、
今年の 3月 に本試験で 9割 の正答率で合格できたため、
改定後の試験内容への対策も十分にできると言えると思います。
(改定後の試験内容を SAA-C03 と呼ぶらしいです)

🐣 勉強スタート時の筆者のレベル感

エンジニア2年目。
普段は Rails と Vue.js を用いた Web アプリケーションの開発がメイン。

AWS の実務経験は一切なし。
何度か個人で EC2 を立ててみよう的なハンズオンはやったことがあるが
ほとんど理解できておらず血肉にはなっていない。

今後 AWS で構築されたインフラ周りまで守備範囲を広げていくために、
一度しっかりと体系的に AWS について勉強する必要があると考える。

何かわかりやすい目標があった方が勉強を進めやすいため、
名前を小耳に挟んだことのある SAA の受験を決める。

何問か練習問題を見てみるも、
そもそも問題文で使われている単語の意味が分からず
選択肢を絞るは疎か、問題文を理解することもできない状態。

🐓 本試験直前の筆者のレベル感

Udemy の教材でハンズオン後、
CloudTech の『 SAA 対策問題』『 β版 SAA-C03 』を概ね2周ずつやった状態。

問題文に出てくるサービス名のほとんどは
サービス名だけでなく概要まで把握している。
試験によく出るサービスについて問う問題はほとんど正答できる。

あまり試験に出ないサービスや特定のサービスの細かな設定、
ある特定のユースケースにおける適切なサービスの組み合わせを問われる問題は
正答を選ぶことはできなくも2択まで絞り込むことはできる。

本試験前日に Udemy の模試第二回目を解いてみたところ、
正答率は 6割 前後。

↑ の結果を受けて絶望したが、
本試験では正答率 9割 で合格。

⏳ 勉強時間について

[ハンズオン] + [問題演習] = 50時間 + 60時間 = 110時間

勉強できなかった日もありますが押し並べると
平日は毎朝 1~2時間、土日は合わせて 5~6時間 になるかなという感じです。

試験直前の 1ヶ月 に関しては
電車での移動中などにスマホで CloudTech を開いて問題演習を行うなど、
スキマ時間も有効に活用しました。

📚 やったこと詳細

Udemy ハンズオン

【AWS初心者向け】手を動かして身につける! 実戦で役立つAWSサービスの基礎とアーキテクチャ(SAAレベル)
時間:50時間

個人的には『試験に受かるための勉強』であれば
ハンズオンは必須ではないと振り返って思います。

自分の場合は試験に受かることと同じかそれ以上に、
『試験の勉強をきっかけに AWS サービスの全体像を掴み、実務に活かすための知識の土台を作る』
ことが大切だったため、

2ヶ月の勉強期間のうち、
1ヶ月をハンズオンにかけて
試験に受かるための問題演習は一ヶ月前から本格的に取り組む形にしました。

ハンズオンはやはり時間はかかりますが、
試験によく出てくる

  • EC2
  • ELB
  • RDS
  • NAT ゲートウェイ
  • IGW
  • S3
  • CloudFront
  • Lambda
  • DynamoDB

などをひと通り使いながら
実際にアプリケーションを作っていくことができます。

ので、いきなり座学で知識を詰め込むよりも
ハンズオン後から本格的に座学に入る形の方が知識と実務が結びつきやすく、
自分にとってはとっつきやすかったと感じています。

CloudTech 問題演習

  • SAA 対策問題 600問 まで (2周)
  • SAA-C03 169問 (2周)
  • 適宜解説動画を見る

時間:60時間

正直、問題演習については何を使ってもよいと思うのですが、
自分の場合は CloudTech を活用しました。

SAA の受験を決め、どのように勉強していくべきか情報収集をする中で
CloudTech を作られている黒川さんの YouTube 動画を拝見し、
「これ以上考えるの面倒だし CloudTech にベットしちゃおう」と考えて課金を決めました。

CloudTech は課金すると SAA 対策問題が 800問 解けるようになります。(無課金だと30問)
こちら ↓ の黒川さんの動画の通りに毎日解きまくりました。

CloudTech はモバイル向けの UI も作られているため、
スマホからでもある程度快適に使うことができます。

そのため、自分は通勤時間などスキマ時間を見つけては CloudTech を開き、
SAA 対策問題を解きまくる、ということをやっていました。
この勉強方法ができるのは CloudTech の利点だと感じました。

2023/04 に CloudTech のサービス内容にアップデートがありました。
自分が学習していたときと少し内容が異なっているところもあるかもしれませんのでご了承ください🙏
CloudTech の問題を全問解ききれば十分合格レベルに達することに違いはないはずです。

--

問題演習を始めた当初について、
ハンズオンで扱った範囲の問題についてはある程度問題文が言ってることを理解できたり
選択肢を絞ることができたりしましたが、

・データ分析系のサービス
・エンタープライズ向けのサービス
などは問題演習の中で初めて出会う分野だったため、
初見では全く手も足も出ない、という感じでした。
1~200問目 までの一周目正答率は 30% もないくらいだったと思います。

CloudTech の問題演習は解答解説もわかりやすく記述されていることが多かったため、
間違える度に解説を読んで少しずつ知識を蓄積していきました。

1~200問目 くらいまでをひと通り3周くらいやると
よく出る問題の傾向や自分の理解が足りない点が見えてくるので、
そのタイミングで CloudTech の解説動画を見て知識を補填しました。

個人的には以下のようなジャンルの動画を見ました。

  • DirectConnect
  • VPN (Virtual Private Network)
  • SCP (Service Control Policy)
  • GlobalAccelerator
  • Organizations
  • EBS (Elastic Block Store)
  • SNS (Simple Notification Service)
  • SQS (Simple Queue Service)
  • S3 バケットの種類

問題でよく出題される、
且つハンズオンで扱われなかった内容を補填するような形で動画を活用しました。

--

その後、201~600問目まで解いていきました。
201~400問目 までは2周解きましたが、
401~600問目 までは1周で終わりました。

401~600問目 にとりかかる頃には
初見の問題であっても 60~70% くらいの確率で正答できるようになりました。
ここまで2週間ほどかかりました。

600問目 まで解いたあと、
本来は 800問目 まで全問解き切ろうと考えていたのですが、
SAA の新しい試験範囲・問題の傾向に対応した β版 の問題 169問 が CloudTech の中で新しく作られていたため、
そちらに取り組むことにしました。

--

β版の問題は SAA対策問題 と比べて問題文も長めで内容も数段難しく、
最初は面食らいました。

最終的に 169問 を2周しましたが、
一周目の正答率は 50% 前後でした。
2週目は 80~90% くらいの正答率でした。

一周目に取り組む中で自分の知識が足りない点が再度露呈されたため、
都度解説を読んで知識を補填します。
体系的な理解が足りないと感じた分野・サービスについては
SAA対策問題のときと同様に CloudTech の解説動画を活用して知識を定着させました。

この β版 の問題は本番の試験にかなり近い形式の問題のため、
最初は難しいと感じるかと思いますが
最低2周はして正答率を80-90%にしておけると安心です。これだけで受かると思います。
それくらい良い問題集でした。

おまけ ( Udemy の模試)

【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
時間:2時間

最後に、Udemy の模試の第二回を一周だけ解きました。
正答率は 50~60% 程度。
本番試験よりもひとまわりふたまわりくらい難しいイメージでした。

↑こんな正答率でも
本番は 9割弱 のスコアを取ることができたので
もし Udemy の模試を解いて結果が奮わなかったとしても
気落ちする必要はないと感じました。
(もちろん、本試験前にこの結果と正対した自分は非常に気落ちしていましたが。笑)

逆に、試験直前期は
解ける問題を解いて「やった 9割 解けた!」とかやっているよりも
解けない問題にブチ当たり、
その知識を本試験前に補填できることに価値があると考えれば

「模試の正答率が 50~60% だった... ダメだ...」
と考えるよりも

「正答率 50~60% だった、これが模試でよかった... 同じ問題を二度と間違えないようにすれば、
もし本試験で同じ問題が出たら正答率 100% にできる!」
と考える方がよっぽど生産的です。

本試験前に知識の穴を見つけられたことに安堵しつつ、
嬉々としてその穴を埋めていきましょう!🙋

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