みなさん、こんにちは
インフラエンジニアのRyoと申します。
第1回目はプロトコルについて記事を書いてみようと思います。
よく、プロトコルってコンピュータやネットワークの基礎的なことと言われますが、
正直ピンとこないですよね。。
■ プロトコルとは
プロトコルって具体的に何なのって言われたら、代表的なものであれば、
インターネットなどでも利用されている「IP」や「TCP」「HTTP」などですかね。
この辺はみなさん、なんとなく名前は聞いたことあるのではないでしょうか。
で、なぜこのプロトコルが必要になってくるかというわけですが、
正直、普段生活をしていてプロトコルについて意識することはないです。
どっちやねんというつっこみはあるかと思いますが
メールを送ったりWeb検索したりするとき、
SMTPが~とかHTTPが~とか考えて使わなくても問題はないですもんね。
でも、ネットワークを利用してコミュニケーションをとるためには、この「プロトコル」が重要なものになってくるんです。
よく言われているのは、プロトコル=「約束ごと」と言われますね。
これは、メーカーやOSが違うコンピュータ同士でも、同じプロトコルを使えばお互い通信はできるということです。逆をいえば同じプロトコルを使わないと通信が出来ないということです。
■ プロトコルを会話で考えると
日本語しか話せない太郎さん、英語しか話せないJonさんがいたとします。
太郎さんとJonさんが仕事のミーティングで会話をしたらどうなるか。このときの
・日本語や英語が「プロトコル」
・言語によってコミュニケーションをとることを「通信」
・話の内容を「データ」
と考えてみると、仕事の会話をしようとしても、
双方の話している言葉(プロトコル)が理解できないかと思います。
伝えたいことが伝わらないのでコミュニケーション(通信)が成立しないです。
その結果話したい内容(データ)を伝えることが出来ません。
ここで救世主の登場です。日本語も英語も話せるJames次郎さんが現れたらどうでしょう。
太郎さんとJames次郎さんは「日本語」のプロトコル、
JonさんとJames次郎さんは「英語」のプロトコルを使えばコミュニケーションが成立して、話したい内容が伝わりますね。
コンピュータ同士でもこの、「約束ごと」が非常に大切でそれが「プロトコル」なのです。
今回はプロトコルについてお話をしました。
イメージとして、人と人との会話をイメージしてもらえれば、なんとなく想像しやすくなるのではないのかな~と思います。
次回は、OSI参照モデルについて書いてみようかと思います。
参考書籍
マスタリングTCP/IP(入門編)