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【EC2】「インスタンスの接続性チェックに失敗しました」が表示されステータスチェックが失敗した場合のトラブルシューティング

Last updated at Posted at 2023-04-10

概要

  • 運用中のHPを開くと、しばらく待った後に「このサイトにアクセスできません xxxxxxxからの応答時間が長すぎます。」と出るようになってしまいました。先日まで普通に動いていたのに...
  • 今回はそんな状況になった方のために、原因と解決策を記します。

前提

  • サーバー(AWS EC2インスタンス)
    • OS:Ubuntu 18.04.3 LTS
    • Web Server:Apache/2.4.29

発生したこと

  • Wordpressで運用中のHPのリンクを開くと、しばらくぐるぐる待たされた後に、こんな画面に!!
    image.png

  • 慌ててAWSのEC2インスタンスを見にいくと、物騒な赤字が見えます。
    image.png

  • 「インスタンスの接続性チェックに失敗しました」と表示されています。

  • エエェ、突然なんや(°_°)

原因の追求へ...スクリーンショットが役に立つ

  • ここ最近、ネットワーク設定やルートテーブル、インターネット接続は特にいじっていないので、問題なさそう。
  • ターミナルから入ろうとしても「Operation timed out」で途絶えてしまう。。。
  • ということで、まずは、公式サイトにもある通り、EC2インスタンスのシステムログを確認
  • 次に、EC2のデフォルト設定である「スクリーンショット」を試してみることに。これでEC2インスタンスにアクセスできない場合でも状態を把握できます。
  • すると以下の画面が表示されました。

image.png

  • あった、それっぽい原因があったぞ!
  • Out of memoryとあるので、ほぼ間違いなくこやつが原因でしょう。メモリ不足が原因でアプリケーションが正常に動作できなくなったのです。
  • まずは、インスタンスの再起動をします。再起動することで、一時的にメモリを解放することができるからです。
  • すると、、正常にHPが表示されました!まずは、ヤッタァあーー!というところです!
  • EC2インスタンスに表示されていた「インスタンスの接続性チェックに失敗しました」も消えました。

メモリ解放は暫定的な対策。抜本的な解決策は?

  • しかし、上記の対策はあくまで一時的なメモリ解放です。今後のことを考えると、月に1回再起動でしのごう!とかより、メモリの増設が適切でしょう。ということで、インスタンスタイプの変更を行います(実施する場合は一応アクセスが少ない時間帯が良いと思われます)。
  • インスタンスタイプを変更する際は、まず、インスタンスを停止します。
  • その後、以下画面のように、[アクション] -> [インスタンスの設定] -> [インスタンスタイプの変更]を選択します。
    image.png
  • そして、変更したいタイプをプルダウンメニューから選択し「適用」を押します。
    • 小規模なWebサイトでも1GB程度、大規模なWebサイトの場合は2GB以上のメモリが推奨されています。まずは最小構成から始めようってことでt2microから開始したのでした。Wordpressをインストールしてから容量食ったのかもしれません。Wordpressの場合はプラグインやテーマの数にもよるみたいです。
      image.png
  • あとは、インスタンスの開始をクリックしたら、これで完了。非常に楽ですね!
  • メモリの確認をする場合は、コマンドラインでfree -hと打つと、あとどれくらい使えるのかが表示されます。

他に考えられる原因

  • ついでに調べたので、一応以下がその他に考えられる原因です。
    • ネットワーク設定の問題(セキュリティグループやELBなど)
    • インスタンスの問題
      • ハードウェア障害(ホストの物理的な障害など)
      • ソフトウェア障害(OSやアプリケーションのクラッシュなど)
      • ストレージの問題(ストレージがいっぱい。今回はこれ)
    • ルートテーブルの問題
    • インターネット接続の問題
  • ただ、大体の場合はシステムログにヒントがあるのではないでしょうか。
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