7
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

【EC2】「インスタンスの接続性チェックに失敗しました」が表示されステータスチェックが失敗した場合のトラブルシューティング

Last updated at Posted at 2023-04-10

概要

  • 運用中のHPを開くと、しばらく待った後に「このサイトにアクセスできません xxxxxxxからの応答時間が長すぎます。」と出るようになってしまいました。先日まで普通に動いていたのに...
  • 今回はそんな状況になった方のために、原因と解決策を記します。

前提

  • サーバー(AWS EC2インスタンス)
    • OS:Ubuntu 18.04.3 LTS
    • Web Server:Apache/2.4.29

発生したこと

  • Wordpressで運用中のHPのリンクを開くと、しばらくぐるぐる待たされた後に、こんな画面に!!
    image.png

  • 慌ててAWSのEC2インスタンスを見にいくと、物騒な赤字が見えます。
    image.png

  • 「インスタンスの接続性チェックに失敗しました」と表示されています。

  • エエェ、突然なんや(°_°)

原因の追求へ...スクリーンショットが役に立つ

  • ここ最近、ネットワーク設定やルートテーブル、インターネット接続は特にいじっていないので、問題なさそう。
  • ターミナルから入ろうとしても「Operation timed out」で途絶えてしまう。。。
  • ということで、まずは、公式サイトにもある通り、EC2インスタンスのシステムログを確認
  • 次に、EC2のデフォルト設定である「スクリーンショット」を試してみることに。これでEC2インスタンスにアクセスできない場合でも状態を把握できます。
  • すると以下の画面が表示されました。

image.png

  • あった、それっぽい原因があったぞ!
  • Out of memoryとあるので、ほぼ間違いなくこやつが原因でしょう。メモリ不足が原因でアプリケーションが正常に動作できなくなったのです。
  • まずは、インスタンスの再起動をします。再起動することで、一時的にメモリを解放することができるからです。
  • すると、、正常にHPが表示されました!まずは、ヤッタァあーー!というところです!
  • EC2インスタンスに表示されていた「インスタンスの接続性チェックに失敗しました」も消えました。

メモリ解放は暫定的な対策。抜本的な解決策は?

  • しかし、上記の対策はあくまで一時的なメモリ解放です。今後のことを考えると、月に1回再起動でしのごう!とかより、メモリの増設が適切でしょう。ということで、インスタンスタイプの変更を行います(実施する場合は一応アクセスが少ない時間帯が良いと思われます)。
  • インスタンスタイプを変更する際は、まず、インスタンスを停止します。
  • その後、以下画面のように、[アクション] -> [インスタンスの設定] -> [インスタンスタイプの変更]を選択します。
    image.png
  • そして、変更したいタイプをプルダウンメニューから選択し「適用」を押します。
    • 小規模なWebサイトでも1GB程度、大規模なWebサイトの場合は2GB以上のメモリが推奨されています。まずは最小構成から始めようってことでt2microから開始したのでした。Wordpressをインストールしてから容量食ったのかもしれません。Wordpressの場合はプラグインやテーマの数にもよるみたいです。
      image.png
  • あとは、インスタンスの開始をクリックしたら、これで完了。非常に楽ですね!
  • メモリの確認をする場合は、コマンドラインでfree -hと打つと、あとどれくらい使えるのかが表示されます。

他に考えられる原因

  • ついでに調べたので、一応以下がその他に考えられる原因です。
    • ネットワーク設定の問題(セキュリティグループやELBなど)
    • インスタンスの問題
      • ハードウェア障害(ホストの物理的な障害など)
      • ソフトウェア障害(OSやアプリケーションのクラッシュなど)
      • ストレージの問題(ストレージがいっぱい。今回はこれ)
    • ルートテーブルの問題
    • インターネット接続の問題
  • ただ、大体の場合はシステムログにヒントがあるのではないでしょうか。
7
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
4

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?