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【AWS】CLIでEC2やRDSの情報をCSV形式で一挙に取得する方法(jqコマンドやsedコマンドの利用方法・意味も解説)

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概要

  • AWSで使用中のEC2やRDSの情報を一覧で取得したい時ってありますよね。そんな時は、以下のコマンドをAWS CLIで実施すればすぐに取得できます。

前提

  • aws-cli: 2.11.10
  • jq: 1.5
  • CSV形式で取得する前提

AWS CLIコマンドで取得する方法

  • AWS CloudShellにアクセスします。
    • AWS CLI(Command Line Interface)がインストールされており、認証情報の設定がされている方は、そちらから実施してもOKです。
  • CLIで、describeコマンド(AWSのリソースに関する情報を取得するためのコマンド)を利用します。
    • --queryオプションを使用して、取得する情報のフィールドを指定し、--outputオプションを使用して、出力形式を指定できます。
    • 具体的には以下の通りです。
  • 他にも色々オプションがありますが、今回は最低限のものだけ記載しておきます。
    • 例えば、--filtersオプションを使えば、実行中のインスタンスの情報のみ取得することができます。

EC2の情報を調べる場合

  • Nameタグ, インスタンスタイプ, プラットフォーム(OS)を知りたい場合
aws ec2 describe-instances \
--query 'Reservations[*].Instances[*].[Tags[?Key==`Name`].Value | [0], InstanceType, PlatformDetails]' \
--output text | sed -e 's/\t/,/g'
  • PlatformDetailsは、インスタンスのプラットフォームがLinuxベースの場合です。
    • Windowsインスタンスの場合はPlatformになります。
  • 単純なテキスト形式で出力されるのでCSV形式に変換します。
    • sed:テキスト処理を行うコマンド
    • -e:後続する文字列がスクリプトとして解釈されることを指定
    • s/\t/,/g:スクリプトの中で実行される置換コマンドで、タブ文字(\t)をカンマ(,)に置換することを指定
      • g:全てのタブ文字を置換することを指定します。

RDSの情報を調べる場合

  • DB インスタンス ID、インスタンスクラス、ストレージ、エンジンを知りたい場合
aws rds describe-db-instances \
--query 'DBInstances[*].[DBInstanceIdentifier, DBInstanceClass, AllocatedStorage, Engine]' \
--output text | sed -e 's/\t/,/g'
  • 上記はEC2の時と同様、sedコマンドを使用して取得する
  • jqコマンドを利用して、以下のように取得することもできます。
aws rds describe-db-instances \
--query 'DBInstances[*].[DBInstanceIdentifier, DBInstanceClass, AllocatedStorage, Engine]' \
--output json \
| jq -r 'map(select(. != null) | @csv)[]'
  • jq:JSONデータのフィルタリングや変換を行うコマンドラインツール
  • -r:ダブルクォーテーションを除去
  • map(select(. != null) | @csv)[]:配列からnull値を除去して、カンマ区切りのCSV形式に変換

--output csvで出力できないのか?

  • --output text--output csvにすればCSV形式で取得できるんじゃないの?って思いましたが、以下のようなメッセージが返ってきてしまいます。AWS CLIには存在しないオプションみたいです。できるようにしてほしいなぁ。需要ありそうだけど。。。
usage: aws [options] <command> <subcommand> [<subcommand> ...] [parameters]
To see help text, you can run:

  aws help
  aws <command> help
  aws <command> <subcommand> help

aws: error: argument --output: Invalid choice, valid choices are:

json                                     | text                                    
table                                    | yaml                                    
yaml-stream 

参考記事

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