最初に
MotionBoard、よく使っています。
業務データを筆頭に、いろいろなシステムの情報が統合可視化できるので、重宝しています。
その中で、ホームページ閲覧数や昨日の実績をダッシュボードで確認しているのですが、
ぶっちゃけ毎日見るのがダルイです。
ほぼほぼ前の日と変わらないことが多いし。
ブラウザ立ち上げて、お気に入りから遷移させても、その行動がめんどくさい。
なのでわざわざダッシュボードを見に行く手間を簡略しようと、今回のチャレンジになりました。
題してLINEで見ちゃおうMotionBoardです。
いつも見るチャットツールに定期的に情報を送ってくれると便利ですよね。
SlackやChatWorkなどでもいいですが、無料でみんな使っているLINEに飛ばせればなおさらOKです。
今回はMotionBoardのチャートをLINEに飛ばす設定をやってみます。
全体の流れ
今回の流れは大きくわけて、4つとなります。
0.やりたいことの確認
1.LINE Notifyの設定
2.MotionBoardとLINEの接続
3.チャートイメージを飛ばしてみる
さっそく見ていきましょう。
【MotionBoardとは】
0.やりたいことの確認
今回やりたいことは、中華料理屋"一番飯店"のホームページの閲覧数をLINEで飛ばすことです。
ちょっと一番飯店のホームページを貼っておきます。(プチ宣伝)
http://ichibanhanten.com/
ホームページの分析はGoogle Analyticsで取得できており、MotionBoardのGoogle Analytics連携でダッシュボードとして可視化しています。
MotionBoardのGoogle Analytics連携についてはこちらの記事をご参照ください。
Google Analyticsデータを利用したWeb分析ダッシュボードの作成方法(ネイティブアプリケーション編)
Google Analyticsデータを利用したWeb分析ダッシュボードの作成方法(サービスアカウント編)
画面真ん中ちょい上の時系列の棒グラフが今回LINEに連携したい対象となります。
あくまでLINE上で知りたいのは概略のみ、細かく知りたければボードを開けばよいのです。
最初に書いちゃいますが、MotionBoardからLINEに飛ばせる情報はテキストと画像です。
PDFやExcel、パワポなどは飛ばせないので気を付けてください。
1.LINE Notifyの設定
今回は企業が使うLINE WORKSとは異なり、みなさんがプライベートで使っているLINEとの連携となります。
LINEとの連携にはLINE Notifyという機能を使います。
LINE Notifyは外部Webサービスやアプリケーションからの通知をLINEのメッセージで配信するサービスです。
このNotifyにMotionBoardから通知を与えて、配信してもらう手はずになります。
設定は単純でした。
LINE Notifyのリンクに入りまして、画面右上のログインから、自分のアカウントに入ります。
設定は難しいものではなく、LINEの環境や設定を準備・確認するを見ながら進められます。
コールバックURLを
http://xxxxxx/motionboard/oauth2/line
とするところが気を付ける点となります。
登録したメールアドレスにに認証要求が来ますので、認証しましょう。
登録するとClient IDが発行されます。これが大事。
Client Secretと共にあとで使いますので、保存しておきましょう。
続いて、クライアント側の設定をします。
個人的にこれを探すのが一番大変でした💦
LINEの友だち検索に手間取ってました。
友だちの検索で公式アカウントであるLINE Notifyをお友だちにします。
LINEでグループを作り、そこにLINE Notifyを招待します。
準備はこれでOKです。
次はMotionBoardとLINE Notifyの接続設定をします。
2.MotionBoardとLINEの接続
MotionBoardとLINE Notifyを接続する設定を確認していきます。
MotionBoardの右上から
管理 → システム設定 → 接続/認証 → チャット を選択
画面左下の新規作成から、チャットアプリで"LINE"を選択し、
Client IDとClient Secretを入力します。
これらの情報はLINE Notify側に記載がありますので、確認。
オンライン認証をしてから、テスト送信をしてみて、LINE Notifyがグループに文字を送ってきたらOK、次に参ります。
うん、良いですね。
3.チャートイメージを飛ばしてみる
さて、いよいよメインどころ。
今回LINEに飛ばしたいチャートはこの子です。
このチャートの入っているボードのタスク設定をしていきます。
ボードを編集画面にして、左下の ボード管理 → タスク設定 を選択。
「配信設定」のところで左下の 新規作成 をクリック。
基本設定タブでは
実行ユーザーを指定して、ページサイズを決定。
そしてチャート保存形式を"PNG"にします。
ここPDFにしてもLINEには飛ばせません。
配信対象タブでは
どのチャートをLINEに飛ばすか選択します。
後述しますが、こちらは配信専用のチャートを作って、画面の裏側に隠しときました。
こちらを使用します。
チャットタブでは
"チャット"で設定したLINEを選択し、メッセージを入れます。
メッセージにはシステム変数を使うことも可能です。
しかし、空っぽはダメでした。何も飛ばなくなりました。
スケジュールタブでは
配信のタイミングを設定します。
今回は毎日、朝8:00にしました。
下図ではチェックをつけていませんが、「ボード保存時にタスクを実行する」はチェックをいれると良いです。
(テスト配信ができないので、ここで試すしかないから)
お、うまくいったようですね。
でもiPhoneのちっちゃい画面でこのチャートを見るのは酷ですね。
別に1ヶ月の推移は必要なく、昨日と前週までが見れればOKなので、1週間にしましょう。
ダッシュボード上は1ヶ月にしてて、それを直すのはめんどうなので、タスク配信用のチャートを用意しました。
下図のように全体検索の対象から外し、データソースの検索条件で変数を指定します。
8日前という変数を作りたいときは、日付型のシステム変数の中で
DATE("D=-8","YYYY/MM/DD")
と入力すればOKです。
成功でございます。
これで朝8:00に自動で、昨日までのホームページ閲覧数が見れるようになりました。
このような感じでお手軽に、LINE連携することができました。
チャットツールを持っていない企業でも、このLINE連携を使えば、業務の効率化ができる・・・かもです。
さーて、次はどんなおもしろいことをしようかな。