4
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

MotionBoardのチャートをLINEに飛ばしてみた

Last updated at Posted at 2020-08-14

最初に

MotionBoard、よく使っています。
業務データを筆頭に、いろいろなシステムの情報が統合可視化できるので、重宝しています。
その中で、ホームページ閲覧数や昨日の実績をダッシュボードで確認しているのですが、
ぶっちゃけ毎日見るのがダルイです。
ほぼほぼ前の日と変わらないことが多いし。

ブラウザ立ち上げて、お気に入りから遷移させても、その行動がめんどくさい。
なのでわざわざダッシュボードを見に行く手間を簡略しようと、今回のチャレンジになりました。

題してLINEで見ちゃおうMotionBoardです。
いつも見るチャットツールに定期的に情報を送ってくれると便利ですよね。
SlackやChatWorkなどでもいいですが、無料でみんな使っているLINEに飛ばせればなおさらOKです。

今回はMotionBoardのチャートをLINEに飛ばす設定をやってみます。

全体の流れ

今回の流れは大きくわけて、4つとなります。

0.やりたいことの確認
1.LINE Notifyの設定
2.MotionBoardとLINEの接続
3.チャートイメージを飛ばしてみる

さっそく見ていきましょう。

【MotionBoardとは】
様々なデータソースからデータをあつめ、1つの画面上で統合するMotionBoard。 クラウドサービスとの接続もでき、チャットツール送信もできるのでとてもおもしろいです。 ※キャプチャはウイングアーク1st社のホームページより抜粋 [ウイングアーク1st株式会社 MotionBoard](https://www.wingarc.com/product/motionboard/index.html)

0.やりたいことの確認

今回やりたいことは、中華料理屋"一番飯店"のホームページの閲覧数をLINEで飛ばすことです。

ちょっと一番飯店のホームページを貼っておきます。(プチ宣伝)
http://ichibanhanten.com/

ホームページの分析はGoogle Analyticsで取得できており、MotionBoardのGoogle Analytics連携でダッシュボードとして可視化しています。

MotionBoardのGoogle Analytics連携についてはこちらの記事をご参照ください。
Google Analyticsデータを利用したWeb分析ダッシュボードの作成方法(ネイティブアプリケーション編)
Google Analyticsデータを利用したWeb分析ダッシュボードの作成方法(サービスアカウント編)

画面真ん中ちょい上の時系列の棒グラフが今回LINEに連携したい対象となります。

あくまでLINE上で知りたいのは概略のみ、細かく知りたければボードを開けばよいのです。

最初に書いちゃいますが、MotionBoardからLINEに飛ばせる情報はテキストと画像です。
PDFやExcel、パワポなどは飛ばせないので気を付けてください。

1.LINE Notifyの設定

今回は企業が使うLINE WORKSとは異なり、みなさんがプライベートで使っているLINEとの連携となります。
LINEとの連携にはLINE Notifyという機能を使います。
LINE Notifyは外部Webサービスやアプリケーションからの通知をLINEのメッセージで配信するサービスです。

このNotifyにMotionBoardから通知を与えて、配信してもらう手はずになります。

設定は単純でした。
LINE Notifyのリンクに入りまして、画面右上のログインから、自分のアカウントに入ります。

新しいサービスを登録します。

設定は難しいものではなく、LINEの環境や設定を準備・確認するを見ながら進められます。
コールバックURLを
 http://xxxxxx/motionboard/oauth2/line 
とするところが気を付ける点となります。

登録したメールアドレスにに認証要求が来ますので、認証しましょう。

登録するとClient IDが発行されます。これが大事。
Client Secretと共にあとで使いますので、保存しておきましょう。

続いて、クライアント側の設定をします。

個人的にこれを探すのが一番大変でした💦
LINEの友だち検索に手間取ってました。
友だちの検索で公式アカウントであるLINE Notifyをお友だちにします。

トークを見ると、Notifyから投稿されています。

LINEでグループを作り、そこにLINE Notifyを招待します。

準備はこれでOKです。
次はMotionBoardとLINE Notifyの接続設定をします。

2.MotionBoardとLINEの接続

MotionBoardとLINE Notifyを接続する設定を確認していきます。

MotionBoardの右上から
管理 → システム設定 → 接続/認証 → チャット を選択

画面左下の新規作成から、チャットアプリで"LINE"を選択し、

Client IDとClient Secretを入力します。
これらの情報はLINE Notify側に記載がありますので、確認。

オンライン認証をしてから、テスト送信をしてみて、LINE Notifyがグループに文字を送ってきたらOK、次に参ります。

うん、良いですね。

3.チャートイメージを飛ばしてみる

さて、いよいよメインどころ。
今回LINEに飛ばしたいチャートはこの子です。

このチャートの入っているボードのタスク設定をしていきます。
ボードを編集画面にして、左下の ボード管理 → タスク設定 を選択。
「配信設定」のところで左下の 新規作成 をクリック。

基本設定タブでは
実行ユーザーを指定して、ページサイズを決定。
そしてチャート保存形式を"PNG"にします。
ここPDFにしてもLINEには飛ばせません。

配信対象タブでは
どのチャートをLINEに飛ばすか選択します。
後述しますが、こちらは配信専用のチャートを作って、画面の裏側に隠しときました。
こちらを使用します。

チャットタブでは
"チャット"で設定したLINEを選択し、メッセージを入れます。
メッセージにはシステム変数を使うことも可能です。
しかし、空っぽはダメでした。何も飛ばなくなりました。

スケジュールタブでは
配信のタイミングを設定します。
今回は毎日、朝8:00にしました。
下図ではチェックをつけていませんが、「ボード保存時にタスクを実行する」はチェックをいれると良いです。
(テスト配信ができないので、ここで試すしかないから)

それではテストです。

お、うまくいったようですね。
でもiPhoneのちっちゃい画面でこのチャートを見るのは酷ですね。
別に1ヶ月の推移は必要なく、昨日と前週までが見れればOKなので、1週間にしましょう。

ダッシュボード上は1ヶ月にしてて、それを直すのはめんどうなので、タスク配信用のチャートを用意しました。

下図のように全体検索の対象から外し、データソースの検索条件で変数を指定します。

8日前という変数を作りたいときは、日付型のシステム変数の中で
DATE("D=-8","YYYY/MM/DD")
と入力すればOKです。

そして再度配信テスト。

成功でございます。
これで朝8:00に自動で、昨日までのホームページ閲覧数が見れるようになりました。

このような感じでお手軽に、LINE連携することができました。
チャットツールを持っていない企業でも、このLINE連携を使えば、業務の効率化ができる・・・かもです。

さーて、次はどんなおもしろいことをしようかな。

4
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?