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MotionBoardのWebAPIを使ってMotionBoardのデータをDataSpiderで外部に出力する

Last updated at Posted at 2022-09-03

最初に

MotionBoardは様々なデータを集め、画面上で仮想統合ができるBIツールです。
データを集め、データをビジュアライズすることに長けています。

image.png

※キャプチャはウイングアーク1st社のホームページより抜粋

今回やりたいこと

MotionBoardでデータを集め・加工して、可視化する以外に、このデータをもっと他のアプリに渡したいというニーズが出てくると思います。
今回はMotionBoardで表示しているデータをWebAPIの機能を使って、外部に出力をしてみたいと思います。

今回使う機能はこちらです。

プログラムでもAPIを叩いてデータ抽出が可能ですが、今回はETLツールであるDataSpiderからAPIを呼び出してみたいと思います。

実装してみる

今回の流れはこちらです。
・MotionBoardで明細表をつくる
・DataSpiderでデータを抽出する

MotionBoardで明細表をつくる

image.png

まずはMotionBoardから取得したいデータを選択し、明細表を作成します。
(集計したチャートなども選択可能ですが、ここでは明細表を選びます)

この明細表の[アイテムプロパティ]→[共通]タブをクリックし、[WebAPIでのデータ取得を許可する]にチェックを入れます。
そして以下の情報をおさえておきましょう。
・ボードパス
・ボード名
・アイテムID

これらはAPIを呼び出す際に使用をします。

DataSpiderでデータを抽出する

image.png

今回解説するところは赤枠の中です。
それ以外はETLツールで効率的にログや実行判断をするライブラリです。
それらについてはこちらで解説をしています。
DataSpiderやETLツールを使う人にはぜひご覧になっていただきたい内容です。

グローバルリソースの設定

image.png

グローバルリソースのRESTを選択します。
URLはMotionBoard Cloudか、MotionBoard Cloud for Salesforceか、MotionBoardオンプレかによって変わります。

詳細はこちらをご覧ください。

スクリプトの設定

今回のスクリプトではWebAPIで実行した結果をCSVにして、そのCSVをDr.Sumに格納しています。
今回の解説ではWebAPIをCSVにするところまでを解説します。青枠のところですね。

image.png

WebAPI実行(POST実行処理)

まずはWebAPIの実行の定義を作ります。
使用するコンポーネントは[REST]の[POST実行処理]です。

接続先は先ほど設定したグローバルリソースを選択します。
image.png

パスは[rest/item/get/csv]
クエリパラメータは
 tenant:%{WebAPI_MBSF_テナント}  ←ここでは環境変数に入れていますがベタ打ちでOKです
 boardpath:先ほどMotionBoardの明細表を作ったボードのパス

リクエスト設定ではマルチパートフォームを選択します。
image.png

マルチパートフォームは下記を登録しておきます。
 id
 pw
 itemId
 readCount
種類はすべて文字列です。

レスポンス設定ではCSVをどこに出力するかを設定します。
image.png

RESTコンポーネントの設定は以上です。

定数入力(Mapper)

image.png

WebAPIで指定したマルチパートフォームに渡すデータを定義します。

ぼくはユーザーIDやパスワードは環境変数に入れています。
image.png

アイテムIDは明細表のIDを入れます。
image.png

レコードカウントは固定値で[2147483647]を入れます。
image.png

設定は以上です。

こちらを実行するとMotionBoardのデータをCSVとして出力することが可能です。
他にもJSON形式にしたり、別のアプリに転送することも可能となります。

最後に

今回の処理はマニアックですが、使いどころによってはすごく便利になります。
MotionBoardは数多くの接続ドライバーを持っているので、MotionBoardでデータを抽出して、外部で活用することもできます。

夢が広がりますね。

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