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マスタリングTCP/IP入門 重要用語について自分の言葉で説明する Part1

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はじめに

ネットワーク知識習得のため、基本に立ち帰りマスタリングTCP/IP―入門編―(第6版)を読むことにしました。
読んだ中で特に重要かなと思ったor興味を持った用語について、本書籍や他サイトの解説、自分の基礎知識と照らし合わせて超短く要約をしていきます。

1章 ネットワーク基礎知識

OSI参照モデル

データ通信を7階層に分け、それぞれの機能、役割等を明確にしたモデル

OSI参照モデル
アプリケーション層
プレゼンテーション層
セッション層
トランスポート層
ネットワーク層
データリンク層
物理層

このモデルは後々たくさん出てくるので、〜層は第何層か覚えておくと読みやすいです。
自分の覚え方↓
上から3層がアプリをプレゼンしてセッション作成、下から3層が物理をリンクしてネットワーク作成真ん中がトランスポートみたいな。。。

IEEE

The Institute of Electrical and Electronics Engineers(米国電気電子技術者協会)
電気通信関係の規格の標準化をする団体。データリンク層の部分では、イーサネットの通信規格や無線の通信規格の標準を定めたりしている。
例えばIEEE802.3委員会によってイーサネットの仕様が改修され、その仕様のイーサネットのことを802.3Ethernetと呼ぶ。

NIC

Network Interface Card
ネットワークと通信するためのインターフェース。最近のパソコン(iPhoneやMac)では標準装備されているため特に追加でつける必要はないが、標準装備されていないものは別途購入して装備させる必要がある。1台の機器にNICが二つ付いてたりすることもある。

伝送速度

通信機器間でのデータの流れる速さのことを伝送速度という。単位はbps。これが大きくなると、1秒間に送ることのできるデータ量が増える。速度とはいっても物理的な電気信号の速さは一定なことに注意。車線の多い道路=伝送速度の速い回線というイメージ。帯域とも呼ばれる。

スループット

実際にCPUでの演算時間などまで考慮して、ホストtoホストでデータの移動速度を計算したものがスループット。

ロードバランサー

レイヤ4-7(トランスポート層からアプリケーション層まで)スイッチング機器のひとつ。複数のWebサーバーを設置し、その手前にロードバランサーを配置する。ロードバランサーに仮想URLを設定し利用者に公開する。利用者が仮想URLへアクセスすると、ロードバランサーは複数あるうちのどれか一つのサーバーにアクセスを割り振る。この仕組みによってWebサーバーへの負荷分散を行っている。

ゲートウェイ

同じくレイヤ4-7の、データ中継機器。プロトコルの変換や中継を行っている。

プロキシサーバー

ゲートウェイの一種。アプリケーションゲートウェイとも呼ばれる。
例えばAmazonで考えると、Amazonのサイトに私たちのパソコンからアクセスする際に、実際にAmazonのサーバーと私たちのパソコンで通信を行うのではなく、代理のサーバー(プロキシサーバー)が代わりに、私たちのパソコンが送信する要求に対して様々な応答を行ってくれる感じ。

3章 データリンク

MACアドレス

基本的に1機器(NIC)に1つ固定で割り振られている48ビットの識別子。
ホストからホストへパケットを送受信する際には、IPアドレスとMACアドレスの2つが必要。

イーサネット

データリンク層における代表的なプロトコル。
米国のXerox社と旧DEC社が考案した通信方式。その後1章のIEEEの説明でも書いた通り、IEEE802.3委員会によってイーサネットは規格化、標準化された。
昔は同軸ケーブルを使用して機器間を接続するのが一般的だったが、現在では端末とスイッチ間はツイストペアケーブル、スイッチ間を光ファイバーケーブルで繋ぐ構成が一般的となっている。

無線LAN

イーサネットは有線ケーブルを使用した通信の規格であったが、電波や赤外線、レーザー光線などを物理媒体とした無線通信にも通信規格は様々存在する。無線通信の中でオフィス内のようなLocalAreaNetworkの範囲を高速で接続するものを特に無線LANと呼ぶ。
例としてイーサネットと同様にIEEEが標準化している規格にIEEE802.11aやIEEE802.11acがあり、これらは5GHz帯を使用することを規定している。

FTTH

フレッツ光などでお馴染みの光回線通信方式の一つ。通信会社のネットワークと繋がった光回線を家庭やオフィス近くまで引き込んで、ONU(Optical Network Unit)からルーターに繋ぎ、ルーターから各機器に接続する。

まとめ

1章〜3章までの内容をまとめました。
次回4章(IP: Internet Protocol)からの内容も書いていく予定です。

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