簡単な関数を作ってみよう!
簡単な関数を作りながら関数の作り方を学んで行きましょう。
引数を取らず、戻り値を返さない関数を作ってみます。
関数名をfuncとして、変数iを定義して3を代入する関数を作ります。
def func():
i = 3
関数はdefというキーワードで定義します。
defの後、半角スペースを1つ入れて、関数の名前を書きます。
名前に引き続き丸括弧()を書きます。引数がある場合は括弧の中に指定します。
最後にコロン:を書きます。
次の行は、コロンの後なのでfor文やif文と同じようにタブキーを1つ入力してインデント(字下げ)します。このブロックが関数の中身になります。
では、関数を呼び出してみましょう。
func()
実行しても何も起こりません。
作成した関数funcは、変数iを用意して3を代入する仕事しかしないので、何の変化も見えないのは当然です。
戻り値を返す関数を作ってみよう!
関数funcを改造して、関数内部で定義した変数iを戻り値として返すようにしてみよう。
そのために、returnというキーワードを使います。
returnは、直後に書かれたオブジェクトを関数の外に返す役割があります。
def func(): # 関数func作成
i = 3
return i
func() # 関数func実行
3
関数funcを呼び出すと、今度は3が戻ってきて画面に出力されます。
なお、returnを使って関数の外にデータを返すと、その関数の役割が終わり、その時点で関数が終了します。つまり、ブロック内でreturnより後の行にコードを置いても実行されません。
引数を持つ関数を作ってみよう!
関数funcを改造して、数字を受け取って、それに3を足して返すようにしましょう。
引数の指定方法は、関数を定義するときに書いた丸括弧の中に変数名を書くだけです。
こうすると、その変数を関数の中だけで使えるようになります。ここでは、引数の変数名を"v"としておきます。
def func(v): # 関数func作成
i = v + 3
return i
func(5) # 関数func実行
8
引数に5を入力すると8が返ってきます。