Boost.PhoenixでBoost.Functionライクな関数が定義できるぞ

オペレーターのオーバーロードにより、Boost.Phoenixで独自の関数を定義することができる。

 1#include <boost/phoenix/phoenix.hpp>
 2#include <vector>
 3#include <algorithm>
 4#include <iostream>
 5
 6struct is_odd_impl
 7{
 8    typedef bool result_type;
 9
10    template <typename T>
11    bool operator()(T t) const { return t % 3 == 1; }
12};
13
14boost::phoenix::function<is_odd_impl> is_odd;
15
16int main()
17{
18  std::vector<int> v{1, 3, 6, 8, 12};
19
20  using namespace boost::phoenix::placeholders;
21  std::cout << std::count_if(v.begin(), v.end(), is_odd(arg1)) << '\n';
22}

11行目で、operator()をオーバーロードしている。

リストv{1, 3, 6, 8, 12}のうち、3で割って余りが1になる要素の数を数えている（この場合は1だけ）

$ ./a.out 
1

なぜ、このようなことができるようにしているのか？

個人的な感想その１：Boost.Phoenixは後発のライブラリなので、Boost.Functionっぽくも使えるという事をしたかったのではないか？
「'Д・」

個人的な感想その２：オペレーターのオーバーロードこそが、Boost.Function/Lambda/Phoenix/Spiritの礎となる奥義なのではないか？
(*ﾟﾛﾟ;)