SeleniumBasicでのChrome for Testingを実行する方法
1. Chrome for Testing をダウンロードする
下記URLから、使いたいバージョンのChromeをダウンロードする
2. ZIPファイルなので、下記フォルダに解凍する
フォルダ名は「testing」にしました。※Chromeのフォルダ内
C:\Program Files\Google\Chrome\testing
3. VBAスクリプト上でドライバーの開始前にSetBinaryメソッドを追加。引数にtestingフォルダ内のChromeの実行ファイルを指定する
Dim driver As New Selenium.ChromeDriver
' この一文↓を追加
driver.SetBinary "C:\Program Files\Google\Chrome\testing\chrome.exe"
driver.Start
driver.Get "https://www.google.com/?hl=ja"
4. Chromeが起動すると下記のように「自動テスト専用です。」という文言が追加される。
背景
2023年6月12日にGoogleはブラウザー自動化に特化した「Chrome for Testing」を発表しました。
これを使えば、バージョン違いのエラー※が回避できると思い、使う方法を調べました。
※実行時エラー33
SessionNotCreatedError
This version of chromeDriver only supports Chrome Version
補足
ユーザーのPCにSeleniumBasicをインストールしても、必ずと言っていいほどバージョン違いのエラーが発生して、バージョンの確認方法と更新方法を伝えてもできなくて、結局自分でやっていた作業が解消しそうです。
社内の人に提供するのが中心でしたが、社外の人でも最初のインストールからChrome for Testingでやれば、提供することできそうですね。
ドキュメントだと下記のような記載ですね。PythonやJava等の言語でも可能ですね。
WebDriver.SetBinary Method
Set the path to the browser executable to use
※翻訳)使用するブラウザ実行可能ファイルへのパスを設定します
Seleniumについて(記事リンク)
- 概要
- インストール方法