はじめに
Pythonコードの保護やライセンス管理に最適なツール、PyArmor。
今回は、私と一緒にPyArmorの有料プランを購入し、一緒にセットアップまでしていきましょう!
目次
購入までの流れ
PyArmorの有名な購入方法は2つありますが、ここではPayPalを利用して購入する方法を紹介します。
この購入方法は、通常より5ドルほど安く購入できます。
早速、購入していきましょう!
1. サイトにアクセス
まず、以下のリンクをクリックしてPyArmorの購入ページにアクセスしてください。
2. License To と Shipping Email の入力
購入ページにアクセスしたら、最初にLicense To(ライセンス名)とShipping Email(配送先メールアドレス)を入力します。
-
License To:
- ここには、自分の名前や会社名を入力します。例: 「山田 太郎」や「株式会社サンプル」
-
Shipping Email:
- ここには、ライセンス情報が送信されるメールアドレスを入力します。例: 「example@example.com」
3. プランの選択
次に、異なるプランが表示されます。用途に応じて適切なプランを選択しましょう。
機能 | Free | Basic | Pro | Group | CI |
---|---|---|---|---|---|
ビッグスクリプト / ミックスストリング | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ | |
BCC / RFT / FLY モード | ✓ | ✓ | ✓ | ||
オフラインビルド | ✓ | ✓ | |||
最大ビルドデバイス数 * | 100 | 100 | 200 | 20 | |
無制限のセルフホストドッカー ** | ✓ | ||||
CI/CD パイプラインでの作業 | ✓ | ✓ | ✓ |
各機能の説明
-
ビッグスクリプト / ミックスストリング:
- すべてのプランで利用可能。複数のスクリプトを統合したり、混合してエンコードする機能。
-
BCC / RFT / FLY モード:
- すべてのプランで利用可能。異なるエンコードモードを選択でき、各モードでスクリプトを保護します。
-
オフラインビルド:
- 一部のプランでのみ利用可能。ネットワーク接続なしでビルドしたい場合に必要です。
-
最大ビルドデバイス数:
- プランごとに異なるデバイス数の制限があります。上位プランでは、より多くのデバイスにビルドを展開できます。
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無制限のセルフホストドッカー:
- 最上位プランのみの特典。無制限のドッカーコンテナでPyArmorを使用できます。
-
CI/CD パイプラインでの作業:
- 複数のプランで利用可能。自動化されたビルドおよびデプロイのプロセスにPyArmorを活用できます。
4. お支払い方法の選択
プランの選択後、「Buy Now」ボタンをクリックします。その後、PayPalの画面が表示されるので、支払いを済ませてください。
5. ライセンスキーの受け取り
支払いが完了すると、1時間後ぐらいに登録したメールアドレスに確認メールが届きます。このメールにはライセンスキーが記載されているので、大切に保管しておきましょう。
購入後のセットアップの流れ
1. アクティベーションコードを確認
購入後に届いたメールに含まれているアクティベーションコードを確認します。次のような形式で提供されます。
qWj3XYvQ5K2aMn8n9o_pA7IYjDloV3kU6zfefeisfn34nfESdniesFESAFESfireongi3_fneiosfnesi-feisgjii3fxSbR1pF8C2hWq0Xt5RZgPu8W2eYb6O9fYt-J4H7YlD0o5eQ3FzN8mX1A_kPz4TwYq6L0rC8sQ5H1uJDWAfh43hteosjfeojfioes
2. PyArmorのバージョン確認
PyArmorのバージョンを確認します。次のコマンドを実行してください。
pyarmor -v
3. 添付ファイルをダウンロード
メールの添付ファイルをダウンロードし、「pyarmor-regcode-{XXX}.txt」として保存します。XXXというのは、メールに記述されていると思うので、その通りで大丈夫です。
4. 初期登録を行う
以下のコマンドを実行して初期登録を行います。
4.1 商業利用の場合
商業利用の場合は、次のコマンドを使用します。商品名という文字は置き換えてください!
pyarmor reg -p {商品名} pyarmor-regcode-{XXX}.txt
4.2 非商業利用の場合
非商業利用の場合は、次のコマンドを使用します。
pyarmor reg -p non-profits pyarmor-regcode-{XXX}.txt
5. 登録情報の確認
登録情報を確認するために、次のコマンドを実行します。
pyarmor -v
これにより、登録ファイル「pyarmor-regfile-{XXX}.zip」が生成されます。このZIPファイルは、今後の登録に使用するため、大切に保管してください。
重要な注意事項
- 初期登録が完了すると、製品名は変更できません。
- 初期登録が完了すると、登録ファイル「pyarmor-regcode-{XXX}.txt」は無効になりますので、再利用しないでください。
- 登録ファイル「pyarmor-regfile-{XXX}.zip」は必ずバックアップしてください。
- PyArmorチームは紛失物のサポートを提供していません。
6. PyArmorの登録ファイルの使用
生成された登録ファイル「pyarmor-regfile-{XXX}.zip」には、次のファイルが含まれています。
- REAME.txt
- license.lic(ライセンスキー)
- .pyarmor_capsule.zip(プライベートカプセル)
以下のコマンドを使用してPyArmorを登録します。
pyarmor reg /path/to/pyarmor-regfile-{XXX}.zip
このコマンドが正常に実行されたら、登録情報を次のコマンドで確認できます。
pyarmor register
まとめ
以上が、PyArmorの有料プランの購入から、セットアップまでの流れでした!
長い間セットアップお疲れ様でした。