この記事は CPS Lab Advent Calendar 2017 の17日目です.
16日目は 2年ゲーム制作に関わってのまとめ です.
概要
ゲームパッドでMIDI入力をしたいと思ったので実践した.
使用したもの
・ゲームパッド
Xbox360コントローラー
筆者愛用.そこそこ安価で使いやすい.
・入力制御
JoyToKey Ver5.9
言わずと知れた入力割り当てソフト.シェアウェア.
設定方法は以下のサイトを参照した.
・DAW
FL Studio 12
MIDI入力に対応していてピアノロールが開けば良いので何でも良い.
手順
1. DAW側上でのキー対応を確認する
確認したところFL Studioでは以上のようになっていた.
表示されている文字とキーボードが対応している.
(黒鍵含む一部省略.)
2. JoyToKey側に入力を割り当てる.
今回は4つのボタン(X,Y,B,A)に割り当てていく.
割り当ては
X → N Q E
Y → C B M W
B → V N , /
A → B M . R
このように割り当てることで
Xボタンを押すとFM7(Fメジャーセブンス)
Yボタンを押すとG7(Gセブンス)
Bボタンを押すとEm7(Eマイナーセブンス)
Aボタンを押すとAm(Aマイナー)
を鳴らすことが出来る.
「メジャー?マイナー?セブンス?」という方は,以下を参考に.
ここでは「同時にキーを押した時のセットに名前が付いていて,それがメジャーやマイナーやセブンス」と捉えていただければOK.
要するに同時押しの割り当てを行っている.
結果
実際にゲームパッドを用いてリアルタイムMIDI入力が出来た.
まとめ
ゲームパッドはMIDIコントローラーとして使える.
しかし,普段使いレベルの実用性を考えるとまだまだハードルがいくつかある.
- 改善すべき点
- どのゲームパッドでも対応出来るようにする
- ピッチベンドを扱えるようにする
- JoyToKey無しで扱えるようにする
現状では,
「パフォーマンスプレイの一種としてゲームパッドを使うのはアリかも?」
といったところである.
今後の展望
- 先述の改善すべき点3項目を実装.
- WebMIDIと組み合わせる
所感
たぶん需要が無い
誰もやろうとしない(と思う)ので唯一性はある…はず.
開拓の期待値としては後者の「WebMIDIと組み合わせる」方が高め.
万一,進捗が出たら続きを書きます.
18日目の記事は
お手軽に出来合いのものを組み合わせて赤外線リモコン操作する(Google Homeもあるよ!) です.