JLCPCB様より基板製造サービスのスポンサー提供をいただきました。ありがとうございます!
実際に製造してもらった基板はGPIO基板とモータドライバ制御基板の2種類です。
GPIO基板
汎用IO基板。リミットスイッチなどのセンサーやLED、サーボ、ESCなどのPWMで制御するデバイスを接続する基板です。
モータドライバ制御基板
C610/C620を4つ、AS5600(アブソリュートエンコーダ)4つを使用することのできる基板。
ロボマスモタドラ以外にもVESCといったCANで制御可能なモータードライバを制御することもできます。
将来的にはさらに多くのモータードライバを制御できるようソフトを改良したいと思っています。
使ってみた感想
品質について
基板の品質は非常に良好で、今のところ問題なく動作しています。複雑な回路でも、しっかりと動いてくれているので助かっています。
納期について
発注から製造完了まで3日ほどで完了しますた。ロボコンは期限があるので、このスピード感は本当にありがたいです。
実際の使用状況
GPIO基板は各種センサーやアクチュエータの制御に使っています。配線がすっきりして、メンテナンスも楽になりました。
ロボマス制御基板は駆動系の制御に使用しています。CANバス通信でモーターを制御し、アブソリュートエンコーダで位置を正確に把握できるので便利です。
JLCPCBでの発注方法
基板データの準備
ガーバーファイルの生成
KiCadからガーバーファイルを出力します。KiCadにJLCPCB用のガーバーツール(Fabrication Toolkit)があるので、それを使って出力すれば問題ありません。
発注手順
JLCPCBのサイトにアクセス
「Quote Now」からガーバーファイルをアップロード
基板のスペック(サイズ、層数、厚み、色など)を選択
数量を入力(今回は各基板10枚ずつ発注)
配送方法を選択(今回はDHL)
基板の仕様
GPIO基板: 2層、1.6mm厚、緑色
ロボマス制御基板: 2層、1.6mm厚、緑色
製造オプション
JLCPCBでは色々な製造オプションが選べます。今回は:
表面仕上げ:HASL(鉛フリー)
銅箔厚:1oz
シルク印刷:白
にしました。
発注から到着まで
製造期間
発注から製造完了まで約3日でした。
配送
DHLで配送してもらいました。製造完了から手元に届くまで4日程度。追跡もできるので安心です。
外観チェック
シルク印刷もきれいで、ビアの処理も問題なし。想像通りの仕上がりでした。
下の画像は実装後の基板です。
最後に
JLCPCB様のスポンサー提供により、基板を高品質かつ迅速に製造していただくことができました。学生プロジェクトにとって、このような支援は本当にありがたいです。
基板の品質、価格、納期すべてにおいて満足しており、今後も継続して利用させていただきたいと思います。ロボコンに向けて、この基板を使って良い結果を出せるよう頑張ります!