AtCoderログ：0084 - ABC 121 B

問題

問題文

$N$ 個のソースコードがあり、$i$ 個目のソースコードの特徴は $A_{i1},A_{i2},\ldots,A_{iM}$ の $M$ 個の整数で表されます。
また、整数 $B_1,B_2,\ldots,B_M$ と 整数 $C$ が与えられます。
$A_{i1}B_1+A_{i2}B_2+\ldots+A_{iM}B_M+C>0$ のときに限り、$i$ 個目のソースコードはこの問題に正答するソースコードです。
$N$ 個のソースコードのうち、この問題に正答するソースコードの個数を求めてください。

制約

・入力は全て整数である。
・$1 \le N,M \le 20$
・$−100 \le A_{ij} \le 100$
・$−100 \le B_i \le 100$
・$−100 \le C \le 100$

収録されている問題セット

• [BfB-E](AtCoder Problems Boot camp for beginners Easy 100) #005

回答

回答1 (AC)

$i$ 個目のソースコードが正答しているかどうかは、その特徴 $A_{i1},A_{i2},\ldots,A_{iM}$ に対して$A_{i1}B_1+A_{i2}B_2+\ldots+A_{iM}B_M+C$ を計算し、これが正ならば正答となります。この作業を繰り返して、正答の個数を求めれば良いでしょう。ソーソコードは以下のようになりました。

abc121b-1.cpp

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;

int main() {
  int n, m, c;
  cin >> n >> m >> c;
  
  vector<int> b(m);
  for ( int j=0; j<m; j++ ) {
    cin >> b.at(j);
  }

  vector<vector<int>> a(n,vector<int>(m));
  for ( int i=0; i<n; i++ ) {
    for ( int j=0; j<m; j++ ) {
      cin >> a.at(i).at(j);
    }
  }

  int sum, answer = 0;
  for ( int i=0; i<n; i++ ) {
    sum = c;
    for ( int j=0; j<m; j++ ) {
      sum += a.at(i).at(j)*b.at(j);
    }
    if ( sum>0 ) {
      answer += 1;
    }
  }
  
  cout << answer << endl;
}

回答2 (AC)

回答1を少しだけ改良します。ソースコードの特徴 $a_{ij}$ は1回しか使わないので、わざわざ配列の保持するに必要がありません。cin で読み込んだらすぐに計算することで、全体の処理をスリムにすることが出来ます。コードは以下のようになりました。

abc121b-2.cpp

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;

int main() {
  int n, m, c;
  cin >> n >> m >> c;
  
  vector<int> b(m);
  for ( int j=0; j<m; j++ ) {
    cin >> b.at(j);
  }

  int a, answer = 0;
  for ( int i=0; i<n; i++ ) {
    int sum = c;
    for ( int j=0; j<m; j++ ) {
      cin >> a;
      sum += a*b.at(j);
    }
    if ( sum>0 ) {
      answer += 1;
    }
  }
  
  cout << answer << endl;
}

調べたこと

AtCoder の解説 → コンテスト全体の解説

回答1と同じ方針でした。

リンク

前後の記事

• 前の記事 → AtCoderログ：0083 - ABC 112 C
• 次の記事 → AtCoderログ：0085 - ABC 049 C