こんにちは!iOSアプリエンジニアをやっております村松龍之介と申します。
最近はアプリ開発に追われてブログも書けず…久しぶりに筆をとります。
以下、本題
Reproを使ってみました!
今回、リリース済みの個人開発アプリにマーケティング支援のためのライブラリを入れてみました。
マーケティング支援ツールにも色々ありますが、今回は界隈でよく使われている(?)Firebaseと比較していきたいと思います。
ハードルの低い無料で使える範囲での機能比較と、「Repro」を実際に導入してみてできたこと、感じたことを書いていきます👌
まず、Reproで何ができるの?
いかんせん機能が豊富なので、まず何ができるのか整理してみます
- 分析
- プッシュ通知
- アプリ内メッセージ
- smart audience (AI オーディエンス)機能
- 広告機能
などでしょうか。他にもありますが、ざっくりあげてみました。
この中で、僕が試してみたのが「分析」と「プッシュ通知」です。
類似サービスとの違い・比較
Reproの使用感の前に、同じくプッシュ通知や分析ができるサービスを比較しました。
マーケティングツールでググってみると、「プッシュ通知」に重きを置いた比較記事が多く出てきます。
そこで名前の上がってきたサービスはあまり名前の知らないものも多くありました。
個人的にプッシュ通知で、使おうかなと思っていたのはGoogleの「Firebase」
Firebaseと比べた時のメリットとしては、
- 日本語完全対応
- 分析からマーケティングまで一通りの機能が揃っている
- Webの操作画面がシンプルなUIで使いやすい
- 画像等を使ったリッチなプッシュ通知
以上にメリットを感じるのであれば、Reproでのプッシュ通知を選択するのをお勧めします。
ツールの比較表
Repro | Firebase | |
---|---|---|
プッシュ通知 | ◯ | ◯ |
アプリ内メッセージ | ◯ | ◯ |
A/Bテスト | ◯ | ◯ |
分析 | 定量分析(ファネル分析など) | Googleアナリティクス |
料金 | 一定使用まで無料 | 一定使用まで無料 |
Reproのセットアップ
CocoaPodsで導入しました(Carthageは未対応)
import Repro
@UIApplicationMain
class AppDelegate: UIResponder, UIApplicationDelegate {
func application(_ application: UIApplication, didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplication.LaunchOptionsKey: Any]?) -> Bool {
Repro.setup("ReproのSDKキー")
}
// 省略
}
分析に使うTrack機能は簡単に実装可能
import Repro
class ViewController: UIViewController {
func trackScreen() {
let className = String(describing: type(of: self))
Repro.track(className, properties: nil)
}
}
ダッシュボード
Reproの導入の仕方については公式サイトのドキュメントが非常に充実しており、説明するまでもないと思いますので割愛します。
導入後の管理画面はこんな感じです。

重要なプッシュ通知許諾率も見れる

マーケティング -> プッシュ通知

プッシュ通知を使ってみたんですが、新規作成が簡単で驚きました。
タイトルと本文、お好みで画像・動画URL・音声URLも直感的に設定できます。
そして通知を選択された時の飛ばし先には、URLかディープリンク(アプリ内で開きたい場所)を設定できます。
もちろんバッジをつけることも可能

あとは、配信時刻や対象ユーザーを絞って配信することもできるので、お好みで設定したら公開するだけでした。
※もちろんアプリ内での簡単な実装は必要です。
まとめ
サポートや日本語ドキュメントの充実さを望むならRepro?

認証機能やデータベースもあるFirebase
対してFirebaseはマーケティングツールという枠組みではないので当たり前なのですが、機能が豊富です。
Googleアナリティクスとも連携可能なので分析もできます。
パッと見たところ、画像付きプッシュ通知ができなそう?や設定UIはReproに軍配がありますが、管理や導入を一元化できるのっていいですよね。
まだプッシュ通知や本格的な分析については行えていないので、今後使っていくうちに感じたことや気づいたことがあれば追記するか別記事で書きたいと思います。
それでは、アプリマーケティングを!