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Laravelのさくらサーバへのデプロイつまづいたので、まとめてみました

Last updated at Posted at 2020-08-23

通っていたプログラミングスクールの特典でさくらサーバが無料で使えたので、Laravelで作ったプロジェクトをGithubを通してさくらサーバにデプロイしてみました。他の記事を参考にしてもどこかしらでつまいちゃったので、つまづいたポイント含めてまとめてみました。

※用語の間違いはご容赦くださり。

#やること

  1. ローカルで作成したLaravelのフォルダをGithubにアップロード
  2. Githubにアップロードしたファイルをさくらサーバにデプロイ

#Githubへのアップロード

ターミナルを使ってローカルで作成したフォルダの階層まで進み、下記コマンドを入力します。

git init
git add .
git commit -m "first commit" // ""はメッセージなので何でもOK
git remote add origin GitHubのリポジトリURL
(例:https://github.com/Riooon/laravel.git)

URLはリポジトリの作成直後、こちらに表示されます。

スクリーンショット 2020-08-23 15.34.00.png

git push origin master

これでアップロード完成です。詰まったらドラッグ&ドロップでアップロードしても問題ないかと思います。

#さくらサーバへのアップロード

###サーバへの接続

さくらサーバを契約した時に届いた「仮登録完了のお知らせ」というメールを開いて、下記の情報を控えます。

sakura.png

  • FTPサーバ名
  • FTPアカウント
  • FTP初期フォルダ
  • サーバパスワード

ターミナルから下記コマンドを入力し、さくらサーバにSSH接続します。パスワードを聞かれるので、「サーバパスワード」の値を入力します。

ssh riooon@riooon.sakura.ne.jp //これは例です
(ssh FTPアカウント@FTPサーバ名)

/home/アカウント名 の階層(何もしてなければそのまま)で、LaravelをアップロードしたGithubのリポジトリからコードを引っ張ってきます。

git clone https://github.com/Riooon/laravel.git

ターミナルの階層を移動・確認する時には、以下のコマンドを使うと便利です。

pwd //現在のディレクトリを表示
ls //一段下の階層を表示

/home/アカウント名の下にgit cloneで新たに作成したフォルダの階層が登場します。

ので、そこまで移動。

cd laravel // 階層は各自に合わせて

###compserのインストール

compserをインストールしていきます。

curl -sS https://getcomposer.org/installer | php

続けて下記コマンドを入力します。

php composer.phar

Composer って主張を確認できれば、大丈夫です。

スクリーンショット 2020-08-23 16.27.52.png

続けてvendorのデータをインストールします。

php composer.phar install

vendorのフォルダを確認できればOKです。

ls

スクリーンショット 2020-08-23 16.30.55.png

###データベース作成・接続

さくらサーバのコントローラパネルにログインして、データベースを作成します。

sakura.png

データベースを作成したら、下記四点の情報を控えます。

  1. データベースサーバ
  2. ユーザ名
  3. 接続先パスワード
  4. データベース名

db.png

続いて.envファイルを作成していきます。

ターミナルに戻って、Laravelプロジェクトのディレクトリ(例:home/riooon/laravel)で下記を入力してます。

cp .env.example .env

vimというやつを開いて、コピーした.envファイルを修正します。

vim .env

vimというやつには、閲覧モードと編集モードがあります。この2つを切り替えながら編集していきます。

(個人的)よく使うvimコマンド

i //編集モードを開く
esc //編集モードを閉じて閲覧モードに戻る

:wq //内容を保存(閲覧モードで使用可)
:q! //内容を保存せず終了(閲覧モードで使用可)

x //1文字削除(閲覧モードで使用可)
dd(連打) //1行切り取り(閲覧モードで使用可)

vim.png

上記のように編集したら、 esc  :wq を続けて入力して保存します。

これでデータベースの接続は完了です。

###アプリケーションキーを作成

以下を入力します。

php artisan key:generate

マイグレーションをして、データベースの中身を反映させます。

php artisan migrate

###/www/に/public/の中身をコピーする

/www/にプロジェクトの一部をコピーして、URLを入力して閲覧できる様にします。

www/のディレクトリ まで移動します。

cd
cd www

下記を入力してpubicフォルダの中身をコピーします。

cp -r /home/アカウント名/Laravelプロジェクト名/public/* /home/アカウント名/www/
(例:cp -r /home/riooon/laravel/public/* /home/riooon/www/)

再びさくらサーバのコントローラパネルにログイン。

file-manager.png

「ファイルマネージャー」を開きます。

index.png

index.phpファイルをクリックして、左下に表示される鉛筆マークを選択します。

require __DIR__.'/../vendor/autoload.php';
$app = require_once __DIR__.'/../bootstrap/app.php';

の2カ所を、下記のように変更します。

require __DIR__.'/../laravelプロジェクト名/vendor/autoload.php';
$app = require_once __DIR__.'/../laravelプロジェクト名/bootstrap/app.php';

例)
require __DIR__.'/../laravel/vendor/autoload.php';
$app = require_once __DIR__.'/../laravel/bootstrap/app.php';

先ほどの様にvimでも開けます。(極力触りたくない、、)

ここまで設定すれば、初期ドメインにアクセスするとページが表示される(はず!)です。

#トップページ以外が表示されない

このとき、なぜか.htaccessファイルが/www/にコピーされないので(私だけ?)、トップページ以外が表示されません。

ので、こちらも同様に手動で作成していきます。

さくらサーバのコントロールパネルから「ファイルマネージャー」を同様に開いて、「表示アドレスへの操作」「ファイル作成」を選択します。

htaccess.png

下記の内容をコピーして貼り付け、.htaccessという名前をつけて保存します。
(この内容は、publicディレクトリ直下にあります。)

<IfModule mod_rewrite.c>
    <IfModule mod_negotiation.c>
        Options -MultiViews -Indexes
    </IfModule>

    RewriteEngine On

    # Handle Authorization Header
    RewriteCond %{HTTP:Authorization} .
    RewriteRule .* - [E=HTTP_AUTHORIZATION:%{HTTP:Authorization}]

    # Redirect Trailing Slashes If Not A Folder...
    RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
    RewriteCond %{REQUEST_URI} (.+)/$
    RewriteRule ^ %1 [L,R=301]

    # Send Requests To Front Controller...
    RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
    RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
    RewriteRule ^ index.php [L]
</IfModule>

これでトップページ以外も表示される(はず!)です。

#storageの画像が表示されない

ここまでやっても、storageフォルダにある画像が表示されません。

ローカルで作成したシンボリックリンクがstorage->publicにしか繋がっておらず、wwwに繋がっていないためだと認識しています。

そのため、storage->wwwのシンボリックリンクを別途作成します。

cd //トップの階層まで戻ります
ln -s /home/アカウント名/laravelプロジェクト名/storage/app/public /home/laravelプロジェクト名/www/storage
例) ln -s /home/riooon/laravel/storage/app/public /home/riooon/www/storage

以上で画像も表示される(はず!)です。

修正・追記が必要な点があれば、コメントいただけると嬉しいです。

#参照元

https://arrown-blog.com/laravel-sakura-deploy/
https://note.com/koushikagawa/n/n69d534105f07
https://qiita.com/colorrabbit/items/755cfbb0e97d48280775
https://qiita.com/Baisel/items/49b16ce3231c749f6c6f

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