皆さんこんにちわ、りなたむです。
Power BI Advent Calendar 2024 の記事として、ちょっとこんなん作ってみましたよっていう事例をご紹介したいと思います。
というのも、昨年11月に起業しまして、ある程度余裕ができたある日、CFO からこんなこと言われたんです。
「出張先とかで現金が必要な時に個人の財布から出されるのも色々管理とか大変なので、会社の財布作ってください」
なるほど・・・確かにそうだなぁ。
というわけで、ちょうど財布を変えたいなとも思ってたこともあり、個人の財布を新しく買いまして、これまで使っていた財布を会社の財布にしたんですよ。
ただですね、毎回毎回2つ持ってると、個人だっけ?会社のだっけ?って迷ったりして、毎回領収書から今の財布のお金が合ってるの確認するの、めちゃくちゃめんどくさいんすよ笑
というわけでなんかいい方法ないかなーと考えたら、こういうのを思いついたんですよ。
基本的にスマホで入力したいけど、Dataverse 使うってなるとモデル駆動型のが楽でいいよなぁ
んでもって、現在の財布にいくら入っているべきかはすぐ見れるようにしたいし、CFOもどれぐらい入っているかリアルタイムで見れるようにしたいから・・・
ってなると、Direct Query だよなぁ
ということでこういう構成にしました。
Dataverse
テーブル構造
超シンプルにしたかったのでこんな感じにしました。
列名 | プライマリ列 | データ型 | 備考 |
---|---|---|---|
用途 | ✓ | 1行テキスト | |
金額 | 通貨 | ||
入出金 | 選択肢 | 出金・入金 | |
決済日 | 日付のみ |
科目とか本当は入れたほうがいいんでしょうが、その辺は会計側に取り込んでもらうときに合わせてセットしてもらうのと、こっちとしては「誰に、何のために使った」みたいな情報が大事なので、用途という列名ですべて完結するようにしています。
領収書を取り込むような機能は入れていません。
基本的に直接会ったときにまとめて渡していて、今のところそれで問題ないですね。
必要になったらそん時は入れます。
フォーム
こんな感じにしてみました
モデル駆動型アプリの強みは、レスポンシブ対応にもともとなっているところが大きいですね。
入力もシンプルなので、キャンバスアプリで作るより、こっちのほうが使いやすいです。
Power BI
とりあえず、直近の用途をリストアップし、現在財布に入っている(であろう)金額を表示することに留めています。
現在の金額の出し方
単純に入出金列を元に入金ならそのまま、出金なら -1 をかけて、マイナス値にして、合計値を表示しているだけです。
多分もっといい方法は絶対にあると思いますし、件数が増えれば増えるほどダメになりそうな気はガンガンしていますが、とりあえずサクッとつくるという感じだったので、いったんこれで笑
あとは、これをCFOと私だけが見れるワークスペースに発行することで、Webや Power BI アプリから今の所持金が把握できるようになりました。
まとめ
というわけで、日々のちょっとした困りごとも、ちょっとしたアイデアで簡単に具現化できるという実例でした。
実際に経営者をやってみると、いろいろめんどくさい業務っていうのは結構あるので、こういうちょっとしたものも、経営者自らが解決していけば、社内のDXも推進されていくのではないかと思います。