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PowerAppsのマイクコントロールの録音データを保存する

Last updated at Posted at 2019-01-29

本日の投稿背景

巷でPowerAppsの楽器作成が流行っているのですが
そこでよく聞かれるのが
「マイクコントロールの音声ってどうやって保存するの?」
ということですので、実際にやってみました。

必要なもの

Azure

ストレージアカウントが必要です。
作成方法は後で記載します。
料金はかなり控えめですので(多くても6.6円/GB/月)なので出し惜しみしないように!

PowerApps

  • ストレージアカウントとの接続
  • マイクコントロール
  • ボタン

Azure側操作

ストレージアカウントの用意

Azureポータルにサインインしましょう。
image.png

アカウントをお持ちでない方も、Office365アカウントでログインすればすんなりできると思います。
これを機にAzureを使いこなしましょう。

左メニューのストレージアカウントをクリックします。
image.png

追加をクリックします。
image.png

ストレージアカウント作成画面を設定します。
image.png

リソースグループが存在しないときは、リソースグループの作成が求められますので
作成してください。
また、ストレージアカウント名は世界で唯一の名称が必要です。
先頭にテナント名なんかにしとくとよろしいかと思います。
あと、アカウントの種類は必ずStorageV2にしてください!

必須項目を入力したら、確認及び作成をクリックします。
image.png

確認画面で検証に成功しましたと出たら、容赦なく「作成」をクリックしましょう。

作成が完了すると以下のような画面になります。
image.png

「リソースに移動」をクリックしましょう。

BLOBコンテナの作成

BLOBコンテナとは、フォルダみたいなものです。
BLOB直下にはデータを置くことができず、必ずコンテナを作成して
コンテナを指定してからファイルをアップロードすることになります。
image.png
左メニューからBLOBをクリックし、「コンテナー」をクリックしてください。

image.png
コンテナー名を任意の名称で作成し、「OK」をクリックしてください。
また、このコンテナー名称は後で使用しますので、メモ帳などにコピペしておきましょう。

BLOBアクセスキーの取得

BLOBに外部サービスからアクセスする際は
* ストレージアカウント名
* アクセスキー
この二つが必要になります。
BLOBを作成した際に生成されていますので、取得しましょう。
左メニューからアクセスキーをクリックします。
image.png

赤枠で示したボタンでそれぞれコピーできますので
ストレージアカウント名とアクセスキーをメモ帳などにコピペしておきましょう。

これでAzure側の操作は完了です。

PowerApps側

接続の設定

先ほど作成した BlobにPowerAppsから接続する定義を設定します。

image.png
設定メニューから「接続」をクリックします。

image.png
「新しい接続」をクリックします。

image.png
「Azure Blob Storage」をクリックします。

image.png
ポップアップ表示されるので
メモ帳などに記録している、ストレージアカウント名とアクセスキーを入力して
「作成」をクリックしてください。

image.png
このようになっていれば問題ありません。

アプリの作成

キャンバスアプリを作成します。

データソースの追加

image.png
まずは、ビューから「データソース」をクリックします。

image.png
「データソースの追加」をクリックします。

image.png
先ほど作成した接続が出てきますので、それをクリックします。

image.png

このようになればOKです。

マイクコントロールアクションの設置

image.png
挿入>メディア>マイク をクリックします。

送信用ボタンの設置

image.png
挿入>ボタン をクリックします。

ボタンを押したときに、BLOBに送信されるようにします。
OnSelectに以下を宣言します。

OnSelectプロパティ
AzureBlobStorage.CreateBlockBlob(
    "audiocontoller",   //コンテナ名称
    "Audiodata.aac",    //ファイル名
    Microphone1.Audio   //マイクコントロール名称.Audioプロパティ
)

これで作業は終了です。

マイクコントロールで録音後
ボタンを押すと、Blobに送信され、Blobを確認すると以下のようになっていれば成功です!
image.png

最後に

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