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#PowerAutomate ビジネスプロセスフロー から クラウドフローを実行する

Last updated at Posted at 2022-03-28

ビジネスプロセスフローを使うと、業務プロセスの標準化を図ることができます。
業務プロセスの段階を定義して、それに必要な情報の入力を促したり、入力データに併せてステージを分岐するといったこともできるわけです。
詳しく知りたい方は、こちらの Microsoft Learn をぜひお試しください

Microsoft Learn | Power Automate でビジネス プロセス フローを作成する

さて、こちらのビジネスクラウドフローから、クラウドフローを呼び出し、その結果もステージに組み込むことができます。

image.png

クラウドフロー側に承認アクションを設置したりすることで、業務プロセスをより効率的に標準化することができます。

前提条件

ビジネスプロセスフローとクラウドフローは、同一環境にソリューションの一部として登録されている必要があります。
※同一ソリューションである必要はありません。

クラウドフロー側の作成

トリガー

トリガーに、Microsoft Dataverse アクションの「ビジネス プロセス フローからフロー ステップが実行された場合」を指定します。

image.png

入力の追加で、様々な入力パラメータを指定することができます

image.png

指定した入力パラメータは、ビジネスプロセスフローから呼び出した際に、以下のように表示されます

image.png

応答結果の戻し方

クラウドフローを実行した結果をビジネスプロセスフローに返す必要があります。

アクション

Microsoft Dataverse アクションの「行を更新する」を指定します。

image.png

テーブル

ビジネスプロセスから呼び出されたクラウドフローは、「プロセスログ」 テーブルにて管理されていますので、こちらのテーブルを更新します。

image.png

行ID

トリガーの動的コンテンツにある「Flow ワークフローのログ ID」が該当しますので、その値を指定します。

image.png

状態

5つのステータスが選択できます。
処理の内容に合わせて、状態を指定してください。

image.png

指定した結果がビジネスプロセスに反映されます

image.png

ビジネスクラウドフロー

コンポーネントから、「フローステップ」を追加します

image.png

フロー選択から、作成したフローを選択します。

image.png

※この一覧に表示されるのは、ソリューションとして登録されているフローのみです

まとめ

というわけで、ビジネスプロセスフローとクラウドフローの連携、ちょっとひと手間ありますが、作ってしまえばとても有用なモデル駆動型アプリとして作ることができ、一連の入力業務を一気通貫で定義してあげることができつつ、インタラクティブにすることもできるようになり、業務効率化がさらに加速するんじゃないでしょうか。

ぜひ、クラウドフローやデスクトップフローと共に、ビジネスクラウドフローも試してみてくださいね!

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