ビジネスプロセスフローを使うと、業務プロセスの標準化を図ることができます。
業務プロセスの段階を定義して、それに必要な情報の入力を促したり、入力データに併せてステージを分岐するといったこともできるわけです。
詳しく知りたい方は、こちらの Microsoft Learn をぜひお試しください
Microsoft Learn | Power Automate でビジネス プロセス フローを作成する
さて、こちらのビジネスクラウドフローから、クラウドフローを呼び出し、その結果もステージに組み込むことができます。
クラウドフロー側に承認アクションを設置したりすることで、業務プロセスをより効率的に標準化することができます。
前提条件
ビジネスプロセスフローとクラウドフローは、同一環境にソリューションの一部として登録されている必要があります。
※同一ソリューションである必要はありません。
クラウドフロー側の作成
トリガー
トリガーに、Microsoft Dataverse アクションの「ビジネス プロセス フローからフロー ステップが実行された場合」を指定します。
入力の追加で、様々な入力パラメータを指定することができます
指定した入力パラメータは、ビジネスプロセスフローから呼び出した際に、以下のように表示されます
応答結果の戻し方
クラウドフローを実行した結果をビジネスプロセスフローに返す必要があります。
アクション
Microsoft Dataverse アクションの「行を更新する」を指定します。
テーブル
ビジネスプロセスから呼び出されたクラウドフローは、「プロセスログ」 テーブルにて管理されていますので、こちらのテーブルを更新します。
行ID
トリガーの動的コンテンツにある「Flow ワークフローのログ ID」が該当しますので、その値を指定します。
状態
5つのステータスが選択できます。
処理の内容に合わせて、状態を指定してください。
指定した結果がビジネスプロセスに反映されます
ビジネスクラウドフロー
コンポーネントから、「フローステップ」を追加します
フロー選択から、作成したフローを選択します。
※この一覧に表示されるのは、ソリューションとして登録されているフローのみです
まとめ
というわけで、ビジネスプロセスフローとクラウドフローの連携、ちょっとひと手間ありますが、作ってしまえばとても有用なモデル駆動型アプリとして作ることができ、一連の入力業務を一気通貫で定義してあげることができつつ、インタラクティブにすることもできるようになり、業務効率化がさらに加速するんじゃないでしょうか。
ぜひ、クラウドフローやデスクトップフローと共に、ビジネスクラウドフローも試してみてくださいね!