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Next13のApp dirでGSAP使いたいときに試行錯誤したやつ

Last updated at Posted at 2023-01-11

はじめに

この記事は私(超絶初心者)が最近リリースされたNext.js 13 で GSAP(GreenSock Animation Platform)を動かすために、AppディレクトリやHooksやらで試行錯誤したので備忘録として纏め、ついでに誰かのお助けになれればと思い記述しています。

そもそもNext13で何が変わったのか

・app/ Directory (beta): より簡単に、より速く、クライアント側JSのサイズをより小さく。
  ・Layouts
   ・React Server Components
   ・Streaming
・Turbopack (alpha): Rustで実装したWebpackの代替バンドラーで最大700倍高速化。
・New next/image (stable): ネイティブブラウザの遅延ロードを利用し、より高速に。
・New @next/font (beta): レイアウトシフトをゼロにする自動セルフホストフォント。
・Improved next/link: APIを簡素化し、aタグを自動的に表示するようにしました。
(Next.js 13 和訳 から引用)

今回は目玉(だよね?)のAppディレクトリを用いて開発を試みることにしました。

Appによる今までとの変更点

まず、ルートディレクトリがpagesからappへ変わり、今までのindex ファイルがindex.tsxからpage.tsxに変更されました。

app/page.tsx
export default function Page() {
  return(
  <div>
    <p>indexがindex.tsxからpage.tsxに変わりました</p>
  <div>
 )
}

ここでの問題点:
既存のpagesと新規の appで役割が重複しておりrun devを行うとエラーが発生します。

解決方法:
pagesは使用しないので配下のファイルを削除します。
(ポチポチ消す or rm -rf pages)

Layout

これを利用することで複数のページ間でレイアウトおよび内部状態を共有することが可能になる。
詳しくは公式ドキュメントか和訳をご覧ください。(上手く説明出来ないので)

ページのHeader情報をhead.tsxとして管理できたり、stateの状態管理がページ間で共有できたり色々あるらしいです。

よくわからないがとりあえず書いてみる

よくわからない(初心者)なのでとりあえず書きます。

npx create-next-app nextjs13-sample(プロジェクト名) --ts(Typescriptを使うなら入れる) --experimental-app --use-npm

でAppディレクトリ機能が使用可能な状態で開発環境の生成。

componentsフォルダをとりあえず作成し、rfce雛形でファイルを作成。

app/components/Gsap.tsx
import React from 'react'

function Gsap() {
  return <div>じーさっぷ</div>
}

export default Gsap

GSAPのインストール

GSAPを利用したいので、yarn addします。npmでもいいですが猫アイコンが可愛いので今回はyarnで行きます。

yarn add gsap	

GSAPのインポート

上らへんに import文を書いておきます。

app/components/Gsap.tsx
import React from 'react'
import { gsap } from 'gsap'


function Gsap() {
  return  <div>じーさっぷ</div>
}

export default Gsap

これで GSAP自体は利用可能になりました!

GSAPしたい要素を取得

今回は<div>じーさっぷ</div>をGSAPしたいのでuseRef()で取得し、const textRefに格納しておきます。
useRef()等Hooksはfunction内に記述します。

app/components/Gsap.tsx
import React, { useRef } from "react";
import { gsap } from "gsap";

function Gsap() {
  const textRef = useRef<HTMLDivElement | null>(null);

  return <div ref={textRef}>じーさっぷ</div>;
}

export default Gsap;

これで取得することができ・・・ません!!!!!

You're importing a component that needs useLayoutEffect. It only works in a Client Component but none of its parents are marked with "use client", so they're Server Components by default.

とエラーが発生しました!

エラーの理由はReact Server Components

Next 13からReact Server Componentsが利用できるようになりました。
これは、
表示系(一覧等)= Server Components
操作系(作成や削除等)= Client Components
と分けて使うことが推奨されています。(引用:next13 和訳より)

今回のuseRefは操作型のためClient Componentsにあたります。
ですが、デフォルトのレンダリング方法がサーバーサイドのため、useRefでエラーが発生しました。

クライアントサイドのレンダリングの場合、文頭に"use client"と記述することでエラーが解消されます。

app/components/Gsap.tsx
"use client";

import React, { useRef } from "react";
import { gsap } from "gsap";

function Gsap() {
  const textRef = useRef<HTMLDivElement | null>(null);

  return <div ref={textRef}>じーさっぷ</div>;
}

export default Gsap;

これでエラーが解消されました!

動いたことだしGSAPしていく

とりあえず動いたことだしGSAPしていきます。今回はマウント後にアニメーションさせたいと思います。
記述方法ですが、Nextだからといって vanillaと変わることはありません。

注意点としては取得した要素はuseRefcurrentに格納されているので、
今回の場合、指定パスはtextRef.currentとするか別の変数にcurrentごと格納して利用してください。

app/components/Gsap.tsx
"use client";

import React, { useRef } from "react";
import { gsap } from "gsap";

function Gsap() {
    const textRef = useRef<HTMLDivElement | null>(null);
     gsap.to(textRef.current, {
      x: "20%",
      color: "red",
    });

  return <div ref={textRef}>じーさっぷ</div>;
}

export default Gsap;

これで動き・・・
img
ません!!!!なんで!!!!!!

公式がドキュメント出してるので見てみる

公式がGetting Started with GSAP + React.としてドキュメントを出してるので見てみます。

しばらく読みすすめるとTriggering animation on mount - useLayoutEffect()と書いてあるのでここを読んでみます。

useLayoutEffect() フックは、React がすべての DOM ミューテーションを実行した直後 に 実行されます。要素がレンダリングされ、アニメーション化の準備が整っていることが保証されるため、これはアニメーションにとって非常に便利なフックです。一般的な構造は次のとおりです。(google翻訳)

const comp = useRef(); // create a ref for the root level element (we'll use it later)

useLayoutEffect(() => {
  
  // -- ANIMATION CODE HERE --
  
  return () => { 
    // cleanup code (optional)
  }
  
}, []); // <- empty dependency Array so it doesn't re-run on every render!

つまるところ、useLayoutEffect()を利用することによりマウント後にアニメーションが開始されるようなので、したがって記述し直します。
記述する際はuseEffectと同じく、空の依存配列( [] ) を第2引数に記述します。

app/components/Gsap.tsx
"use client";

import React, { useRef, useLayoutEffect } from "react";
import { gsap } from "gsap";

function Gsap() {
  const textRef = useRef<HTMLDivElement | null>(null);

  useLayoutEffect(() => {
    gsap.to(textRef.current, {
      x: "20%",
      color: "red",
    });
  }, []);

  return <div ref={textRef}>じーさっぷ</div>;
}

export default Gsap;

これで・・・
image2
動きました!!

GSAP、2回行動する。

実は、見えてないだけで GSAPは二回行動しています。
useLayoutEffect()の中にconsole.log("マウントされました!")と書いて確認してみます。
img3
”2”とカウントがマークされています。
原因はReactの仕様。React18からデフォルト開発環境でStrict modeになっており、これにより開発環境だとマウントが二回発生します。
アニメーションは一回でいいので、didEffectとして一回だけのマウントにしてあげます。
以下のように追記します。

app/components/Gsap.tsx
"use client";

import React, { useRef, useLayoutEffect } from "react";
import { gsap } from "gsap";

function Gsap() {
  const textRef = useRef<HTMLDivElement | null>(null);
  const didEffect = useRef(false);

  useLayoutEffect(() => {
    if (didEffect.current) return;
    didEffect.current = true;
    console.log("マウントされました");
    gsap.to(textRef.current, {
      x: "20%",
      color: "red",
    });
  }, []);

  return <div ref={textRef}>じーさっぷ</div>;
}

export default Gsap;

こうすることにより一回のみマウントされるようになります

参考:

参考記事一覧

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