はじめに
株式会社データインサイトの山元です。弊社ではポイ活アプリや開業準備支援アプリなどの複数プロダクトをいずれも Flutter で開発しており、Androidアプリを Google Play に公開しています。
Google Play アプリのステータス: 削除済み
ある日突然、「Google Play Support no-reply-googleplay-developer@google.com」より以下タイトルのメールが届きました。
ご対応のお願い: アプリ（{アプリ名}）のアクセス手順をご提供ください
Google Play の審査担当者が申請されたアプリを審査する際に、何かしらの理由でアプリに Google ログインが出来ず、審査を進められないときに却下されて来るメールなのですが、今回は申請に対する却下ではなく既に公開済みのアプリに対して急に削除処理をするという、なんとも悍ましい対応をされた時の話です。
Play Console を見てみると
って、えマジで消したの！？ってなりますが、落ち着いてください。
発生事由が本記事と同じであれば、数時間で解消されます。（詳細後述）
なぜ発生したか
結論、Google ログイン側の問題でした。正しい EMAIL / PW を使って Google ログインを試みても、「Something went wrong. Please try again.」的なメッセージが出るケースが、ごく稀にあるようでそのタイミングと審査が被ったようです。
ちなみに当方が本件に出くわした流れは以下のとおりで、同一アプリの複数バージョンに対する審査が並行でなされ、イレギュラーケースに繋がったのかもしれません。
- バージョン 1 を申請
- 審査前に一部アップデートしたため、バージョン 2 を申請
- 両バージョンともアクセス手順の件で却下
- 案内したアクセス手順自体に誤りは無かった（しかし審査担当者が、存在しないアカウントを使ってログインを試みた）ため言葉尻を微修正して再申請（「アプリのコンテンツ」⇒「アプリのアクセス権」に記載した内容を修正。何かしら修正しないと再申請できない）
- バージョン 2 の申請が通る（バージョン 1は、バージョン 2 が通ったためリリースされない）
- 数日後、公開済みのバージョン 2 のみ今回の件で却下され急に削除される
どうすればよいか
「アプリのコンテンツ」⇒「アプリのアクセス権」に記載してあるログイン手順を更新して、すぐに再申請しましょう。
この問題自体が過去に同じデバイスで同じアプリに Google ログインして、アプリにキャッシュが残っている場合に発生することが多いようなので、このエラーが出た場合は Google 認証サーバー側に何かしらの問題があるため時間を置いて再度お試しくださいといった案内文を添えておきましょう。
確実に回避したい場合は、Google ログイン以外の認証方法を審査で使用するように案内してください。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました！
調べても中々情報が見当たらず対処に困ったので記事にしました。かなりイレギュラーケースと思われますが、もし同じケースになった人がいれば迅速な対応が命なので迷わず再申請しましょう。
それでは、締めに弊社紹介です。
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