はじめに
Windows案件を使うとほぼ確実に使うTeraterm。(俺調べ)
案件が変わるたびに設定をいちいち設定し直すのが非常に面倒くさいので、何番煎じかわからないけどよく使うTeratermで毎回設定するやり方を備忘目的で記載する。
よく設定するものとそのやり方
1.ログの出力設定する
多分一番最初に設定する奴。
ターミナル叩くよりもまずはデフォルトでログを吐かせる。
「設定→その他の設定→ログ」から以下を設定し、「OK」を押下する
設定内容はこんな感じ↓
- 「標準ログファイル名」は「 %Y%m%d_%H%M%S_&h.log 」を設定
- そうすると「日付_時刻(秒まで)_IPアドレス or ホスト名.log」としてファイルが保存される
- 「標準ログ保存先フォルダ」は任意のフォルダを設定
- おすすめは「Teraterm」ログ出力専用フォルダを作ってそこに入れるようにする
- 「自動的にログ採取を開始する」に 必ず チェックを入れる
- 入れないと都度ログ保存をしなければならないので面倒
- 「タイムスタンプ」にチェックボックスを入れるかはお好みで
これらの作業が終わったら、設定→設定の保存で設定内容を保存すること
(そうしないとTeraterm閉じたら再度設定し直しになる。)
また、この時に保存するiniファイルは任意の名前で良いかも。
2.環境ごとに背景色や文字色を変える
Teratermを何個も立ち上げていると、どこで何を作業していたか分からなくなることが稀にあり、ステージングで実施しようとしたけど本番で打鍵してやらかすといったインシデントを防ぐためにも視覚的にすぐわかるよう、環境ごとに背景色や文字色を変えた方が良い。
「設定→ウィンドウ」より、以下の画面を開いて「カラー」の「文字」や「背景」を好きな色に変える。
終わったら「OK」を押下し、「1」の時同様設定→設定の保存で設定内容を保存すること
(そうしないとTeraterm(ry)
これを必要な数分設定を弄り、変更した分のiniファイルを作成する。
3.マクロを作る
テキストエディタ等でTeratermのマクロを作る。
以下のサンプルをベースに各自接続したい環境ごとに設定を合わせたり、入力値を設定して「.ttl」形式で保存する。
※初回ログインだけ、秘密鍵のパスワードが必要になるので、実行時に入力する
;; 接続先IPアドレス
HOST='接続したいサーバ'
;; ユーザ名
USERNAME='自分のユーザ'
;; キーファイル名
KEY_FILE_PATH='秘密鍵へのパス'
passwdfile = 'passwd.dat'
;; 設定ファイル(任意)
INI_FILE_PATH='TERATERM.INIもしくは任意のiniファイル'
getpassword passwdfile USERNAME USERPASSWORD
;; 接続コマンド生成
COMMAND = HOST
strconcat COMMAND ':22 /ssh /2 /auth=publickey /user='
strconcat COMMAND USERNAME
strconcat COMMAND ' /passwd='
strconcat COMMAND USERPASSWORD
strconcat COMMAND ' /keyfile='
strconcat COMMAND KEY_FILE_PATH
;; 設定ファイル読み込み(任意)
strconcat COMMAND ' /F='
strconcat COMMAND INI_FILE_PATH
; 接続
connect COMMAND
; 情報
wait '$'
sendln 'date'
end
4.マクロを実行する
作成後、「ttpmacro.exe」で実行する。
「ttpmacro.exe」はteratermがインストールされているフォルダにあるので、それを選択し実行する。
そして、接続できれば完了。
参考
ログの出力先参考元