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はじめてのLoRaWAN「The Things Network」に 「 MultiTech MultiConnect® Conduit™(LTE付き)」で接続

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はじめに

世界最大のオープンソースLoRaWANネットワークサーバー「The Things Network」用に、LoRaWAN規格準拠SX1301の8chゲートウェイMultiConnect® Conduit™(Multitech社 Made in USA)を日本国内で接続するための設定作業を掲載いたします。


内容

まず、設定パソコン =(LAN有線)⇒ Conduit(AEPモデル)のLTE回線(今回はドコモ系データSIM)と接続し、Conduitがブリッジしてインターネット接続するところから、ゲートウェイとしての基本設定をするところまで行います。

Conduitは、有線Ethernetポートが1つありLANに設定されていて、WANに設定することもできます。

LTEが付いているモデルでのEthernetのWAN設定は、WANポートを2つ作ることになりますので、切替えて使うとき以外あまり必要がないと思います。

そして、「The Things Network(TTN)」のゲートウェイを追加作成し、その設定をConduitで読み込ませてTTNとの接続をさせる手順です。


組立作業


1. SIM(LINE_SIM別売)とSDカード(別売)取付

DSC_1404.JPG

その他機器で、動作チェックすることもあるかと思いNanoSIMを依頼しましたので、大きなSIMにするためのアダプターを使用しています。

DSC_1407.JPG

ネジを外し、フロントの蓋を開けます。

SIMAD2.jpg

付属の取説通りに差し込み、蓋を閉めます。


2. アンテナなど取付

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LoRa(3dBi)やGPS(別売)のアンテナなどを取り付け、LANケーブルをパソコンに差し込みます。

Conduitの電源を入れたら、パソコンの無線LANはOFFにした方が、LTE回線の通信容量は消費しますが作業の進捗が分かりやすいと思います。


設定作業


1. ConduitのWANポートLTEの設定

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Google Chromeなどブラウザーを使って、http://192.168.2.1/ をタイプし、

Username:admin

Password:admin

で入ります。この時、httpsではないので、ブラウザーによってはセキュリティーのエラーが出ますが関係なく進めますと、この画面です。

aes02.jpg

無事、ConduitのLANポートから入れますと、いきなりウィザードで設定開始です。

てきとうに設定しても、あとから修正できますし、フロントの蓋の横のResetボタンを5秒以上長押しすれば工場出荷状態になりますので、気楽に設定してください。

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パスワードを変更したい人は変更、そのままでいい人は、「Skip」です。

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時刻設定は、もちろん「Japan」!感慨深いですね。

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APNの設定開始です。契約したSIMの説明にあると思いますが、APNの名前を付けます。

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携帯電話にSIMを差し込み、自動でAPNの設定をさせると、Typeは「CHAP」になっていたので、CHAPを選択しました。

参考Password:line

ConduitもLTE通信部はAndroid系のハードのようです。

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今回は、Ethernetポートはそのままにします。

aes09.jpg

EthernetポートをWANで使い、WANからアクセスすることはないので、そのまま「Finish」です。

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「Save and Restart」で設定を保存し再起動させます。なぜか?こまめに保存していった方が、設定中のトラブルはありませんでした。

tuushincheck1.jpg

再起動させ、設定が上手くいっているとConduitをブリッジしてインターネットに接続できるようになります。

*写真を見ると黄色の三角マークが2分後に消えているのが分かると思います。

aes14.jpg

一応、中でもチェックです。

aes12.jpg

ウィザードで設定した内容も反映されてますね。

LTEなしWiFiモデルなどは、まずここの変更をします。


2. ConduitのLoRaWANポートの設定

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Modeで「PACKET FORWARDER」を選択します。

*写真右上STOPPED(赤)になっているのは、すでにTTNのパケットフォワーダーをインストールしてあるためですので、通常、」はじめは緑です。

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Channel Plan「AS923」、しっかりありますね!

Enable LBTにチェックを入れ、キャリアセンスと言われている日本古来の機能「リッスン・ビフォー・トーク」を開始させこの画面での設定は終了です。


TTNとの接続作業


1. TTNコンソールでゲートウェイ追加


*注:LTEの通信容量がもったいないと思う場合、他のパソコンでおこなってください。

GW1.jpg

詳細は、掲載が多くありますので省略します。

DSC_1419.jpg

TELECマークが眩しい、Conduit裏のシールを見ながら設定します。


2. SSHクライアントのPuTTYなどで、TTNパケットフォワーダーの設定

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インストールして実行です。

Host Name:admin@192.168.2.1

です。このadminは、ConduitのIDです。

putty2.jpg

うまくつながると、警告画面ですので、「はい」で進みます。

putty2-1.jpg

まずは、

Password:admin

を入力しエンターです。

putty5のコピー.jpg

下記のコマンドを入力して、インストーラをダウンロードします。


ダウンロード

wget https://github.com/kersing/multitech-installer/raw/master/installer.sh


putty6のコピー.jpg

インストーラを実行し、TTNに設定した情報を入力していきます。


実行

sh installer.sh


putty7のコピー.jpg

聞かれる内容は主に、

ゲートウェイID:eui-***

ゲートウェイキー:ttn-account-***

アカウントのメールアドレス

になり、問題なければ、LoRaWANの通信ができるようになっています。

node1.jpg

これで完了となります。

map.jpg

https://www.thethingsnetwork.org/map

で確認してください。

通信の失敗は、ノードのretry(リトライ)につながります。

ノードの消費電力を抑えるためにも、正しく設定しましょう!


参考