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この記事誰得? 私しか得しないニッチな技術で記事投稿!

【テンプレートあり】Googleアナリティクスを自動レポート化してみたら、毎朝のコーヒーが美味しくなった話

Last updated at Posted at 2023-07-20

こんなことありませんか?

私が運営するサイト「ぬるぺでぃあ」では、アクセス数や滞在時間、PV数、各種コンバージョンを毎日確認しながら、記事執筆のヒントや効果測定、サイトのカスタマイズに活用しています。

基本的には、多くのサイト管理者・ブログ運営者と同じく、Googleアナリティクスを使って、見たい情報を確認しているのですが、見たい情報が自動で送られてくるように設定できないものか…と考えました。

調べた結果、「Looker Studio」というツールを使うことで、レポートを自動化できることが分かりました。Looker Studioを使うことで、サーチコンソールやスプレッドシートなどのデータソースも連携ができることも分かり、早速導入してみると…。

スクリーンショット 2023-07-20 134654.JPG

今回は、Looker Studioを使ったデータソースの分析と自動レポートの配信方法を、できるだけ分かりやすく解説していきます。私が「ぬるぺでぃあ」のレポートとして使っているテンプレートも配布していますので、ご希望の方はページの最後まで、ぜひご一読ください。

こんな人にオススメ!

この記事は、こんな方を対象としています。

  • GA(Google Analyticsで見る情報/欲しい情報が決まっている方)
  • GAを開いて、毎日情報を見に行くのが面倒な方
  • 通勤電車やカフェなど、毎日決まった時刻に分析結果を見たい方
  • GA以外のサーチコンソールや広告など、いくつものツールを横断して見ている方

Looker Studioとは?

Looker Studioとは、旧「Googleデータポータル」と呼ばれていたデータの可視化ツールです。
Googleが提供する無料で使えるサービスであり、様々なデータソースとの連携が可能です。

unnamed.jpg

可視化したデータは、レポートとしてPDFとしてダウンロードしたり、外部の人に共有したりすることができます。また、決まった時刻にメールで配信することもできるので、Looker Studioを使えば、レポートの自動配信も可能となります。

Looker Studioの使い方(準備編)

※Looker Studioを使うには、Googleアカウントが必要となります。

利用方法は、Googleアカウントにログインした状態で、下記サイトへアクセスするだけ。

Looker Studio: ビジネス分析情報の可視化

「無料で利用開始」ボタンから早速、始めてみましょう。

LS-1.jpg

下記は、Looker Studioのホーム画面です。左上の「+作成」ボタンから、レポートなどの分析結果を作成することができます。作成できるのは下記の3種類です。

LS-2.jpg

  • レポート:データをグラフやテーブルなどで可視化。ダッシュボードとして使いたい方向け。
  • データソース:接続先のデータへのアクセスや定義など。
  • エクスプローラー:ピボットテーブルのようにデータを加工して、セグメント分析をしたい方向け。

Googleアナリティクスの結果を見るのであれば、「レポート」で十分です!

Looker Studioの使い方(実践編)

➀データソースの接続

Looker Studioのホーム左上の「+作成」ボタンから、「レポート」を選択してください。
下記のように、接続するデータソースを選ぶ画面になります。

LS-3.jpg

ここでは、分析にどんなデータソースを用いるのか、選ぶことができます。
主要なソースで言えば…「Googleアナリティクス」「Googleサーチコンソール」「Google広告」などがあります。

「PostgreSQL」や「MySQL」といったデータベースにも接続が選べるので、かなり色々使えそうなことが分かりますね。

今回は、「Googleアナリティクス」との接続で進めますので、「Googleアナリティクス」を選択してください。

LS-4.jpg

「Googleアナリティクス」を選ぶと、どのデータに接続するのか尋ねられます。接続したいサイトのアカウント/プロパティ/ビューを選択して、「追加」を押してください。

ここまでで、下ごしらえは完了です。下記のようにレポートを作成するための画面が表示されます。

LS-5.jpg

➁レポートの作成

ここからは、各ユースケースに合わせて、パーツや項目に絞って解説を進めていきます。
必要なのは、「何の情報」を「どうやって」確認したいのかを、事前に考えることです。そもそも、レポートで何を見たいのかを決めないことには、効果的なレポートを作ることができません。

※レポートを作成することが目的ではないので、そこだけご注意ください。

「表を追加する」には?

「グラフを追加」>「表」(一番左)を選択します。

LS-加工1.JPG

見出し:ディメンション
各レコード:指標 として、表に掲載する情報をカスタマイズできます。

LS-加工2.JPG

「グラフを追加する」には?

「グラフを追加」より、好きなタイプのグラフを選択可能です。

LS-加工3.JPG

「囲み枠と見出しを追加する」には?

項目ごとに囲み枠や見出しをつけることで、レポートとしての見た目や、見やすさが格段にアップします。

「図形」>「長方形」を選択し、長方形を描画します。
このとき、塗りつぶしは「transparent」に設定し、枠線は好きな色をお選びください。

LS-加工4.JPG

見出し部分のテキストを追加して、テキストの背景を「白」に設定すれば完成です。

LS-加工5.JPG

「レポートの長さ(レイアウト)を変える」には?

レポートにいろんな情報を載せると、長さが足りなくなったり、好みのレイアウトに変更したくなったりします。そんな時は、「テーマとレイアウト」>「レイアウト」タブ >「キャンバスサイズ」から変更することが可能です。

LS-加工6.JPG

このあたりをゴリゴリにカスタムしていくと、下記のようなレポートが出来上がります。
こちらは、「ぬるぺでぃあ」で実際に使われている「日次レポート」で毎朝7:00に、メールで配信されるようになっています。

GA4_自動配信レポート .png

このレポートに目を通して、前日までの成果を確認するというのが、私の仕事前の日課であり、ひそかな楽しみでもあるんです。

外部リンクへのクリック数を時間別に可視化しているので、ホットタイムを知ることもできます!
スクリーンショット 2023-07-20 162731.JPG

レポートの自動配信の設定方法

作成したレポートは、「配信のスケジュール」機能を使うことで簡単に設定することができます。

右上の「共有」>「配信のスケジュール」を選択すると、メールでの配信を設定可能です。

LS-6.jpg

ここでは、メールの宛先/件名/メッセージ/配信のスケジュールを設定していきます。

LS-7.jpg

  • 宛先

    メールアドレスを入力します(Gmail以外を含めることもできます)

  • 件名

    メールの件名を入力します(レポートであることが分かりやすい件名を)

  • メッセージ

    自由に記載しましょう(下記は私が使っている本文の例です)

  • 開始時刻

    ここでは、第一回の配信を開始する日時を設定します。

  • リピート

    レポートを送る頻度を設定できます(もちろん、「毎日」を推奨します!)

【メール本文の例】

昨日までの直近7日間の実績をお届けします。

レポートには、下記の情報を記載しています。

○サマリー
・新規ユーザー数
・エンゲージメントのあったセッション数
・イベント数
・コンバージョン
・ユーザーあたりのビュー数
・直帰率
・平均セッション時間

○ランキング
・イベント
・コンバージョン
・ページ別ビュー数
・デバイス別
・Top Countries
・OS別
・ブラウザ別


※レポートへのリンクはコチラ
https://XXXXX.XXXXXX.XXXXXXX/XXXXX/XX

以上で、毎日レポートを指定のメールアドレスへ送信することができます。PDF形式のレポートが添付ファイルとして送付されますので、毎日届くのを楽しみにしましょう。

テンプレート配布について

配布中のテンプレートの利用方法や設定方法は、著者が運営するメディア「ぬるぺでぃあ」にてご案内しています。(記事はコチラ

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