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FabricとDatabricksの相互運用性②:hubストレージ設定方法 -Databricks で作成したテーブルをFabric で利用する、Fabric で作成したテーブルをDatabricksで利用する-

Last updated at Posted at 2025-01-28

はじめに

今回は

  • Databricks で作成したテーブルをFabric で利用する
  • Fabric で作成したテーブルをDatabricksで利用する
    というユースケースを実施するための設定方法について具体的に紹介します。

この記事は4部構成です
1. 相互運用性の概要・目的
2.hubストレージの具体的な設定方法(本記事)
3. Fabricで作成したテーブルをDatabricksで利用する
4.Databricksで作成したテーブルをFabricで利用する

habとなるAzure Data Lake Gen2(ASLS2)を用意する

①Azureポータルからhubとなるストレージアカウントをデプロイ

階層構造の名前は有効にしてください

②'hub'というコンテナを作成した後、'ext'というディレクトリを作成

image.png

Fabricとhubストレージを連携させる

①レイクハウスを作成

Lakehouseスキーマ(パブリックプレビュー)は有効にしてください

image.png

②レイクハウスの新しいスキーマショートカットでhubストレージを指定する

レイクハウスの[Tables]の3点リーダーから[新しいスキーマショートカット]を選択
image.png

[Azure Data Lake Gen2]を選択
image.png

新しい接続の作成を入力する
image.png

ADLS2アクセスURLの確認方法
ストレージアカウントの [エンドポイント] の'Data Lake Storage'から確認可能
image.png

'ext'ディレクトリを有効化し、[次へ]をクリック
image.png

[作成]をクリック
image.png

'ext'が外部スキーマショートカットとして作成される
image.png

Databricksとhubストレージを連携させる

①AzureポータルからAzure Databricks用のアクセスコネクタを作成する

Unity Catalog で Azure マネージド ID を使用してストレージにアクセスする
「ステップ 1: Azure Databricks 用のアクセス コネクタを作成する」の「システム割り当てマネージド ID を使用する」の手順を実施する

②Azureポータルからコネクタにhubストレージへのアクセスを許可する

Unity Catalog で Azure マネージド ID を使用してストレージにアクセスするの「ステップ 2:マネージド ID にストレージ アカウントへのアクセスを許可する」の手順を実施する

③Databricksから資格情報を作成する

Databricksにログインし、[カタログ] > [+] > [資格情報を追加する]の順にクリック
image.png

新規のストレージ資格情報を追加する

入力値
ストレージ資格情報 or サービス資格情報 ストレージ資格情報
資格情報名 任意の名前
アクセスコネクターID ①で作成したコネクタのリソースID(Azureポータルから確認可能)

image.png

作成後、作成した資格情報名をクリック
image.png

[権限] > [付与]の順にクリック
image.png

必要なユーザーに[ALL PRIVILEGES]を付与する
image.png

④Databricksから外部ロケーションを追加する

Databricksにログインし、[カタログ] > [+] > [外部ロケーションを追加]の順にクリック

image.png

新しい外部ロケーションを作成する

入力値
外部ロケーション名 任意の名前
URL abfss://ディレクトリ名(今回はhub)@ストレージアカウント名.dfs.windows.net
ストレージ資格情報 ③で作成した資格情報を選択

image.png

URLの入力値について
本記事「Fabricとhubストレージを連携させる」の②で使用したストレージアカウントの [エンドポイント] と同様

作成後、作成した外部ロケーション名をクリック
image.png

[権限] > [付与]の順にクリック
image.png

必要なユーザーに[ALL PRIVILEGES]を付与する
image.png

⑤Databricksからカタログ、スキーマを新規作成

Databricksにログインし、[カタログ] > [+] > [外部ロケーションを追加]の順にクリック
image.png

新規カタログを作成する

入力値
カタログ名 任意の名前
タイプ Standard
ストレージの場所 ④で作成した外部ロケーションを選択

image.png

作成したカタログにスキーマを作成する
image.png

新規スキーマを作成する

入力値
スキーマ名 任意の名前
ストレージの場所 空欄

カタログやスキーマのストレージの場所
スキーマのストレージの場所を空欄にするとカタログで指定したストレージが設定されます。Unity Catalogのマネージドストレージの仕組みについては下記を参照ください。
Unity Catalog のマネージド ストレージの場所を指定する

image.png

おわりに

これで準備は整いました。
次から実際にテーブルの相互互換性を実施しましょう!

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