はじめに
Microsoft Fabric には、CU(コンピュート使用量)を監視できる「Capacity Metrics アプリ」や、コスト配分を可視化できる「Chargeback Reporting」が用意されています。
これらのアプリはインストールするだけですぐに利用でき、Fabricの利用状況や運用に関するレポート・分析を簡単に行うことができます。
これらをインストールすると新しいワークスペースが作成されますが、デフォルトではこのワークスペースの容量が「Power BI Pro」になっているため、レポート画面で「Copilot in Fabric」を利用できません。
以下の公式ドキュメントにあるように
FabricでCopilotを利用するには、F2 または P1 以上の容量が必要です。
つまり、ワークスペース容量をProからこれらに変更することでCopilotが利用可能になります。
設定方法
デフォルトでは「Copilot in Fabric」がグレーアウトしています。
メトリックアプリやチャージバックアプリのワークスペース設定を開き、「ライセンス管理」に移動します。
「ファブリック容量」を選択します。(※ファブリック容量の管理者権限が必要です)
容量を変更後、レポートを再度開くとCopilotが利用可能になります。
(まだグレーアウトしている場合はブラウザの更新等を試してください)
これでレポートに対してCopilotに自然言語で質問し、より深い洞察を得ることができます。
▽設定手順やCopilotの使用例について動画にもしていますのでご参照ください。
注意:CU(コンピュート使用量)の消費について
以上の方法でメトリックアプリやチャージバックアプリからCopilotを使うことができますが、
注意としては、付け替えたリソース(今回の場合はFabric容量)に対して、
これらのレポートやセマンティックモデルのCU消費に加え、CopilotのCU消費も発生します。
CU消費量を把握した上で、Copilotを試してみてください。
Copilot in FabricのCU消費量については以下をご参照ください。