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みなさん、こんにちは!
先日のブログでは「Nutanix AHVの機能(ストレージ関連)について」を紹介しました。

今回はNutanix AHVへの移行パターンや方法について紹介したいと思います。

移行元の環境と移行方法について

移行元の環境としては、大きく以下の3パターンがあります。
ここでは、それぞれの移行方法について紹介します。

image.png

Nutanix AHVへの移行ポイント

移行ポイントの注意点としては、大きく以下の3つとなります。

  • AHV側のOSサポート対応状況の確認
    OSベンダーのサポートが終了したものは、AHVでも非サポートまたは限定的なサポート
  • Nutanix VirtIOドライバー for Windowsのインストール
    WindowsのみAHV用の仮想ディスクや仮想NIC利用時に、専用ドライバが必要
    ※Linuxは標準で搭載されているため不要
    ※Nutanix Moveを使った移行の場合は、自動でインストール
  • 移行によるシステムのダウンタイム
    移行期間中は、サービスやサーバ自体の停止が伴う
    image.png

Nutanix Moveでの移行の流れ(Esxi→Nutanix AHV)

Nutanix Moveは、Nutanixが提供する無償の移行ツールとなります。
ここでは、Moveでの移行の流れについて紹介します。

  1. Move-VMの展開(AHVまたはEsxi上)
  2. WebブラウザでMoveへアクセス
  3. 移行元/移行先を登録
  4. 移行プランの作成
  5. 移行プランの作成
  6. スナップショットの取得
  7. スナップショットの差分転送(※初回転送後は10分毎に差分同期)
  8. カットオーバー
    移行元VMのシャットダウン→最終差分同期→移行先VM起動
    ※ダウンタイムを最小限に抑えて移行することが可能
    image.png
    ※移行VMがWindowsの場合、VirtIOドライバも移行時に自動でインストールします。
    また、VMwareToolsも自動でアンインストールします。

最後に

今回は、Nutanix AHVへの移行方法について紹介させていただきました。
どの移行方法も、基本的に以下を実施する必要があります。

  • VirtIOドライバーのインストール
  • VMwareToolsのアンインストール
  • データの移動
  • ファイル形式の変換
  • 仮想マシン作成
  • 仮想マシン起動
  • 移行元のIPやMACアドレスの引き継ぎ

Nutanix Moveでは、上記を自動化して実施するため、移行にかかる手間が極端に少なくなります。
そのため、物理環境以外であればよほどの理由がない限り、移行方法はMove一択となると思います。

ここまでは、主にNutanix AHVの紹介をメインにお伝えしてきました。
次回以降は、実機での検証を元にした内容をお伝えしていこうと思います。
Nutanixについてご質問等ありましたら、是非お問い合わせください!

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