構造体（Struct）について死ぬほど簡単にまとめてみた #1

はじめに

どの記事・参考書よりも短く簡潔に触れていこうと思うので、めっちゃ詳しく勉強したい人はこの記事全く参考になりません。

構造体とは

構造体とは設計図であり、インスタンス化（PCのメモリに突っ込む）をして初めて使用することができる。また、インスタンス化とは実体化ともいう。
上記を踏まえて、超大まかに要点だけ絞っていうと二つにまとめることができる。

1. プロパティ（変数や定数）、メソッド（関数）、イニシャライザ（初期化関数）をひとまとめにしたもの
2. 入力（引数）、出力（戻り値）の役割を担うもの

詳細

・ インスタンス化をしてみよう
インスタンス化のやり方は主に２種類ある。
（１）構造体名（）
（２）変数 or 定数 = 構造体名（）　←変数は構造体のインスタンスという

Swift

struct Apple {
    let kind = "ふじ"
    var size = "S"
}

//インスタンス化１
Apple().kind //ふじ
Apple().size //S

//インスタンス化２
var apple = Apple()
print(apple.kind) //ふじ
print(apple.size) //S
apple.size = "L" // 書き換えも可能である
}

• イニシャライザを使って初期値を決めてみよう
  Swiftでは原則プロパティの初期値は決まっていなければならず、それを解決させましょうみたいなのがイニシャライザ。また、インスタンス化時に実行される特殊なメソッド。

Swift

struct Students {
    //構造体のプロパティにおいては初期値がなくても良い
    var name: String
    var age: Int
    var from: String

    init(n: String, a: Int, f: String){
        self.name = n
        self.age = a
        self.from = f
    }
}

//インスタンス化時に初期値を決める
var students = Students(n: "太郎", a: 10, f: "東京")
print(students.name, students.age, students.from) //太郎, 10, 東京

//おまけ
//メンバワイズイニシャライザー（initを使わなかった場合のデフォルトで備わっているイニシャライザ）
var students1 = Students(name: "小太郎", age: 5, from: "神奈川")
print(students.name, students.age, students.from) //小太郎, 5, 神奈川

・メソッドを使ってみよう

Swift

struct Algebra {
    var a: Float
    var b: Float
    
    //メソッド
    //和
    func sum() -> Float {
        return a + b
    }
    
    //差
    func diff() -> Float {
        return a - b
    }
    
    //積
    func times() -> Float {
        return a * b
    }
    
    //商
    func div() -> Float {
        return a / b
    }
}

//インスタンス化
let algebra = Algebra(a: 1.0, b: 2.0)
algebra.sum() //以下、各々値が出る
algebra.div()
algebra.times()
algebra.diff()

おわりに

まとめるの疲れました。

開発環境

• Xcode-13.4.1
• iOS13以降