仕事で多用していたテクニック(?)集。誰かの役に立てればと思い記事にしました。
はじめてのアウトプット記事ですので、誤字脱字は大目に見てもらえたらと...
VSCodeのマルチカーソル機能で編集効率アップ!
プログラミングや文章編集、さっと行えるコマンドの一括作成時に活躍する便利テクニックを紹介
はじめに
Visual Studio Code(以下、VSCode)は多機能で軽量なエディターとして、多くの開発者に愛用されています。
中でも「マルチカーソル機能」は、知っているかどうかで編集効率が大きく変わる強力な機能の一つです。本記事では、VSCodeのマルチカーソル機能の使い方や活用例を紹介します。
マルチカーソル機能とは?
マルチカーソル機能を使うと、複数の位置に同時にカーソルを配置して同時編集が可能になります。これにより、同じ構文や文字列を複数行にわたって一括で修正したり、同様の入力作業を効率化することができます。
基本の操作方法
1. Alt + クリック
(Windows/Linux)または Option + クリック
(Mac)
任意の位置に複数のカーソルを追加。
2. Ctrl + Alt + ↑ / ↓
(Windows/Linux)または Option + Cmd + ↑ / ↓
(Mac)
上下にカーソルを追加して、複数行にわたって同時編集が可能。
3. Ctrl + D
(Windows/Linux)または Cmd + D
(Mac)
選択している単語と同じ次の単語を選択して、マルチカーソルで編集。
4. Ctrl + Shift + L
(Windows/Linux)または Cmd + Shift + L
(Mac)
選択している文字列と一致するすべての単語を一括選択して編集。
活用例
1. 複数の変数名の一括変更
let item1 = 'A';
let item2 = 'B';
let item3 = 'C';
→「item」をまとめて「product」に変更。
2. CSVやテキストの整形
複数行のデータに同じ接頭辞や接尾辞を追加したいときなどに便利。
3. テンプレートやHTMLの一括編集
同じタグやクラス名の一括編集が瞬時にでき、ミスも減らせます。
より便利に使うためのTips
-
マルチカーソルのキャンセル:
Esc
キー -
矩形選択(ボックス選択):
Alt + Shift + ドラッグ
(Windows)またはOption + Shift + ドラッグ
(Mac) -
ショートカットのカスタマイズ:
keybindings.json
で自分好みに設定可能
筆者はCtrl + Shift + c s
で愛用しています。
おわりに
マルチカーソル機能は、一度覚えると手放せない機能です。ちょっとした修正から大規模な置換まで、作業の効率を格段に向上させてくれます。ぜひ日々の作業に取り入れて一つ一つ直していく地獄から脱却してくれればと思います。
なお、正規表現でやれば?と思う方はそちらでも構いません。筆者は考えるのがめんどくさくて、、こちらのほうが好みです。
注意
マルチカーソルモードで複数行を範囲選択していく際、行数が多い少ないにかかわらず、下ボタンキーで範囲選択をしていくともっさりとした感じで動作が鈍くなっていくので、下記の手順でマルチカーソルモードにすれば軽めの動作で済みます。