動作環境
本記事の動作環境は以下の通りです。
項目 | 環境 |
---|---|
OS | Windows 10 |
Blender | 2.82 |
アウトプットイメージ
以下のような川を作成する。
一応流れまで再現したつもり。
ワークフロー
以下の手順で作成する。(あくまで1例)
- 平面を作成
- カーブを作成
- カーブモデルファイアを追加
- マテリアルを追加
- Displaceモデルファイアを追加
- 岩などを追加 (任意)
- カメラを配置してレンダリング
平面を作成
以下の方法で平面を作成。
- オブジェクトモードで shift + a > メッシュ > 平面 で平面を追加
- 編集モードで適当な長さの長方形に編集。
- Ctrl + r で適当にループカット(カーブモデルファイアをなめらかにするため)
- w > 細分化 で適当に細分化 (Displaceモデルファイアをなめらかにするため)
カーブを作成
以下の方法でカーブを作成
- オブジェクトモードで Shift + a > カーブ >ベジエカーブを追加
- 編集モードで直線にして長方形の長さに揃える
- 適当に細分化する
- 適当に形状を変える
- オブジェクトモードでストレッチ(Stretch) と 境界固定(Bounds Clamp)を有効にしておく
カーブモデルファイアを追加
以下の方法で平面にカーブモデルファイアを追加する。
参考
カーブモデルファイアの基礎 : https://note.com/lab1092/n/nefd40f5bee2f
マテリアルを追加
大体の作り方は以下のページを参考。
水マテリアルの作り方
パラメータは以下の通り
ポイント:マッピングで縦横比を調整しておく
Displaceモデルファイアを追加
大体の流れは以下を参考。
水面の作成方法
- Displaceモデルファイアを設定(適応はしない)
- 強さを小さくしておく (目安:0.1以下)
- クラウドテクスチャを作成
- スムーズシェードを設定
- Emptyを追加
- Displaceモデルファイアの設定を以下に変更
- テクスチャ座標:オブジェクト
- オブジェクト:Empty
- Emptyの位置を適宜変更
テクスチャはバンドなどほかのテクスチャにしてみてもよい。
岩などを追加 (任意)
モデリング
以下の手順で岩を作成
- shift + a > メッシュからcubeを追加
- 適当な大きさに調整
- 編集モード> w > 細分化
- プロポーショナル編集でいくつかの頂点を移動させて適当な形に整形
マテリアル
基本的には水面のマテリアルの作り方と一緒
-
マテリアルを新規作成。
-
プリンシプルBSDFで以下を設定。
- ベースカラー:必要に応じて好きな色を選択
-
Shift + a > テクスチャ > ノイズテクスチャ を追加
-
Shift + a > ベクトル > バンプ を追加
-
以下を結線
- ノイステクスチャノードのカラー - バンプノードの高さ
- バンプノードのノーマル - プリンシプルBSDFのノーマル
-
以下を適宜変更して水っぽくする
- ノイズテクスチャの拡大縮小
- バンプの強さ
-
以下を使用してノイズの位置を変更することができる(任意)
- Shift + a > ベクトル > マッピング を追加
- Shift + a > 入力 > テクスチャ座標 を追加
- 以下を結線
- テクスチャ座標の生成 - マッピングのベクトル(入力)
- マッピングのベクトル(出力) - ノイズテクスチャのベクトル
配置
適宜コピーしてトランスフォーム(位置・回転・拡大縮小)を変更したり、ミラー(ctrl+m → x or y or z)を使って配置
カメラを配置してレンダリング
カメラの設定~レンダリングまでは以下の方法で調整すると調整がらく。
- ある程度の視界を決めておく
- Ctrl+Alt+0 で 決めた視界にカメラを配置
- ビュー > ビュー > ビューのロック > カメラをビューにロック
- いつもと同じように視点を移動させてカメラを固定する
- 任意のフレームに移動し、3Dビュー上でi キーを押してキーを打っておく
- 出力プロパティから以下を設定する
- 開始・終了フレーム
- FPS
- 出力先
- などなど…
- レンダー>アニメーションをレンダリングから動画の出力
参考
カメラの視点の操作方法 : https://muro-ganmin.com/blender-camera-position-adjustment/
もうひと手間かけたいときは
Subdivideモディファイア(任意)
厚みをもたせておくと、川っぽく見える(気がする)
以下の手順でモデルファイアを追加。
- モデルファイアプロパティ>モデルファイアを追加>ソリッド化を追加
- 適宜幅を変更して厚みをもたせる