iOSでAzure Storageを利用する方法

何の記事？

iOSでAzure Storageとデータをやり取りするための紐付け方法です。
操作がやや煩雑なので、次するときのための備忘録です。

開発環境

XCode 12.5

方法

Azureの公式ドキュメントに従ってやります。
https://github.com/Azure/azure-storage-ios

Cocoa Podsのインストール

ターミナルを起動して以下を入力していきます。

1 ruby gemを最新にする

sudo gem update --system

2 Cocoapodsのインストール
Cocoapodsは、swiftからObjectCのライブラリを使用するためのツールだそうです。

sudo gem install cocoapods

3 Cocoapodsのセットアップ

pod setup

これで準備ができました！

Pod fileの作成

1 Xcodeのプロジェクトファイルがあるフォルダのパスをコピー

2 ターミナル上で該当するフォルダに移動

cd /Users/***/Xcode/CorneaApp3

3 ポッドファイルを作成

pod init

4 ファイルの中身を確認

vi Podfile

こんな感じで表示されます。
iを押すと編集モードになります。（後にXCode上で編集しても可）

# Uncomment the next line to define a global platform for your project
# platform :ios, '9.0'

target 'CorneaApp3' do
  # Comment the next line if you're not using Swift and don't want to use dynamic frameworks
  use_frameworks!

  # Pods for CorneaAppp3
end

5 公式ドキュメントに従ってpodfileを書き換える

# Uncomment the next line to define a global platform for your project
# platform :ios, '9.0'

target 'CorneaApp3' do
  # Comment the next line if you're not using Swift and don't want to use dynamic frameworks
  use_frameworks!

  # Pods for CorneaApp3
  pod 'AZSClient'

end

入力が終わったら「esc」で編集モード終了。
「:wq」で保存。

7 ライブラリのインストール

pod install

8 念の為アップデート

pod update

Bridging-Header.hファイルの作成

プロジェクトファイルの直下で、New File> Header Fileとして、ヘッダーファイルを作成。Bridging-Header.hと名前を付けます。

Bridging-Header.hに、以下の内容を書き込みます。

// Include the following import statement to use blob APIs.
#import <AZSClient/AZSClient.h>

プロジェクトファイルのBuild Settingsから、Swift Compiler-Generalの項目を探します。上のタブをAllにしないと出てこないので注意。
"Objective-C Bridging Header"という項目の横をクリックして、Bridging-Header.hと書き込みます。

最後に

これで設定は終わりです。読み書きのサンプルコードは公式のドキュメントをご参照下さい。