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過去問で勝負!文系エンジニアの2週間基本情報チャレンジ

Last updated at Posted at 2025-07-25

はじめまして、Rabbit_booKと申します。はじめての投稿です。
未経験エンジニアが2週間程度の対策で基本情報技術者試験に合格したので、Qiita投稿の練習と勉強の記録を兼ねて、その際の体験を記していきたいと思います。

基本情報の受験日まで時間が少なくて焦っている方はぜひ読んでみてください!

注意点

この記事はあくまでも個人の体験を記したものであり、再現性を保証するものではありません。

記事内では主に科目Aの対策の話をしています。科目Bについてはあまり対策をしなかったので触れていません。

簡単な経歴

  • 小学生の頃から、家族が全員文系だったこともあり理数科目に苦手意識を持つ
  • 大学では外国語学部で英語の音声学・音韻論を専攻。卒論テーマは日本人の英語発音と子音聞き分け能力の関連など
  • 就活で自己分析するうちに、よく考えたらものづくりとかの方が興味あるな?となったので、広義のものづくりに携われる職種・エンジニアとして就職

なぜ基本情報技術者試験を受けることにしたのか?

入社後、私が所属する開発部門では「基本情報技術者試験の過去問模擬試験で8割以上の得点を取る」という研修課題がありました。過去問演習を何度か行って点数が上がったことに楽しさを見出し始めたタイミングで、メンターから「一緒に何か資格に挑戦しよう」という提案があり、せっかくならと基本情報技術者試験に挑戦することを決意しました。試験日は2週間強後に設定しました。

2週間の勝負!スタート地点と作戦

スタート地点

受験を決めた6月末、久しぶりに模擬試験形式での過去問演習を行ったところ、正解率は56.7%でした。
本番の合格基準である6割まであと少しとはいえ、本番で見たことのない問題が出題される可能性を考えると、安定して7割以上は得点できるようにしておきたいところです。

作戦

そこで立てた作戦(と言うと大げさですが)は、過去問をひたすら解きまくることでした。
この作戦が有効であると考えた理由は、基本情報技術者試験における流用問題の多さにあります。
基本情報技術者試験の過去問道場によると、

80問のうち半分に当たる40問前後は、以前に何らかの試験で出題された問題をそのまま流用している

とのことです。(ソース

ということは、過去問演習を繰り返して、見たことのある問題はすべて確実に得点できるようにすることが合格への一番の近道と考えられます。
そういうわけで、平日はほぼ毎日模擬試験形式での過去問演習を行い、間違った問題は徹底的に見直すという作戦で勉強を開始しました。

試験本番までの正解率と本番の成績

前述のとおり、受験を決意した日の正解率が56.7%。
その後は、時に上振れて80%を突破したり、60%台になったりと不規則に推移しながらも、2週間目には安定して70%程度を取れる程度になっていました。
本番の成績は科目Aが720点、科目Bが695点でした。

活用したリソース

何よりも過去問

お世話になったリソースとしては、一にも二にも「基本情報技術者過去問道場」ですね。ただひたすらに解きまくるのみです。
他には、PaizaでSQLやJavaの基本を学んだことなど、「基本情報のための勉強」以外で学んだ基本的なIT知識が役立つ場面もありました。

本当にわからない概念が出てきたときは

合格のためにはすべての概念や用語を理解する必要はありません。切り捨てて得意分野に注力するのも良い戦術でしょう。

ただ、避けては通れなさそうな概念の理解に苦しむ場合は、「身近な例を使った解説を読んでなんとなく理解」して先に進むのが良いと思います。基本情報の対策なら、完璧な理解を得ようとするよりも「なんとなくこんな感じか」という感覚を得るほうが効率的ですし、十分通用すると思います。
その際に活用したのはこちらのサイトと、生成AIです。
前者は、躓きがちなIT用語を非常にやさしく解説してくれています。
生成AIは既に活用されている方も多いと存じますが、「〇〇について幼稚園児でもわかるように解説してください」などと指示を出すと、かなりかみ砕いた解説を返してくれます。

手軽に体系的な知識を得たい場合は

「基本情報のための勉強」以外でIT知識を学ぶ機会や時間がないという方は、Udemyなどの映像コンテンツで不安な分野の解説を視聴するのも良いと思います。私は試験直前にこの講座を少し見て不安を解消していました。分野ごとに細かくチャプターが分けられているので、見たいところだけ見られて便利です。
注意※ 全部の講座を見て網羅しようとすると効率が悪くなるので、あくまでも理解が難しい分野をピンポイントで視聴したり、隙間時間で知識を確認したりする程度にとどめるのが重要です。

文系でも大丈夫?

結論から言うと、文系であることは基本情報技術者試験の合格には何の関係もないと思います。むしろ科目Aは暗記がメインなので、暗記系科目が得意なら有利かもしれません。

試験当日

試験当日は、特にネットワーク関連の勉強時間が足りなかったこともあって不安でしたが、Udemyの講座で最後まで知識を補充することで少し安心感を得られました。
また、休憩時間は最長で10分と短いため、すぐに補給できるよう水や必要であれば軽食を用意しておくことをお勧めします。

おわりに

合格による成長と影響

受験後に表示される得点を確認するときは不安でしたが、合格がわかって安心するとともに達成感を覚えました。基本情報は難易度の高い資格ではないですが、社会人になってすぐのタイミングで継続的に勉強し、資格取得という目に見える形での結果を残せたのは意義のあることだったと考えています。
このまま学習習慣を定着させるべく、次の10月の応用情報技術者試験に申し込みました。資格取得だけでなく、これから本格的に始まっていく実務でも成果をあげられるように頑張っていきたいです!

これから受験する方へ

文系出身の私が2週間余りで基本情報技術者試験に合格できたのは、過去問演習を徹底的に行うことで知識を詰め込んだ結果です。受験日まであまり期間がなくて焦っている方は、ぜひあきらめず過去問演習に取り組んでください!

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