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先輩から言われた「反骨精神が無い」という言葉について考える

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はじめまして。
入社して2年目の新人エンジニアです。
普段は主に、JavaScriptやJava、MySQL使ったシステム開発を担当しています。

エンジニアとしてまだまだ学ぶことばかりですが、日々の実務の中で感じた気づきや学びを
「自分の整理」と「同じように悩む方への共有」を兼ねて記事にまとめていきます。

入社半年で言われたこと

入社して半年経ったころ、私は先輩からこんな言葉をもらいました。

「反骨精神が無いよね」

ちょっとトゲのある言葉で、当初はとてもへこんだのですが、開発業務を通してその意味が少しずつ腑に落ちてきました。
今回はこの言葉の本質を忘れないよう、自分の経験を交えて整理してみます。

反骨精神とは何か

私が「反骨精神を持て」と言われたきっかけは、先輩が作成したコードをそのままコピペして開発を進めたときのことでした。一見問題なさそうに見えたのですが、実際に動かしてみるとレスポンスが極端に悪くなってしまったのです。
この経験から学んだのは、「先輩が書いたコードだから正しい」と盲目的に信じるのは危険だということでした。つまり、プログラミングにおける「反骨精神」とは、単なる反抗ではなく 自分の頭で考える姿勢 を指しているのだと思います。

▼ 具体的にはこんなことです。

  • 先輩のコードだからといって正しいとは限らないという意識
  • 設計や実装に問題が潜んでいる可能性を常に考慮する
  • 疑問を持ち、検証する習慣を持つ

要するに、「ただ従うのではなく、建設的に疑い、改善する力」 です。

なぜ反骨精神が重要なのか

コードは論理と仕様で成り立っていますが、人間が書く以上、完璧なものは存在しません。
私自身、入社当初は先輩のコードをほとんど疑わずに使っていました。すでに動いているものを参考にすれば安全だと思っていたし、効率も良いと考えていたのです。しかし実際には、以下のような理由から、それが大きな落とし穴になり得ると知りました。

1. 経験の差による限界
頼もしい先輩でも、全てを知っているわけではない

2. 状況の変化
仕様変更やライブラリ更新で過去の実装が最適でなくなる
そもそも古いコードを参考にしている可能性がある

3. 人間はミスをする
バグや設計上の抜けは誰にでも起こり得る

実践のポイント

プログラミングにおける反骨精神は、単なる反抗ではなく、建設的な疑いを持つことです。
この学びから、私が意識していることは次の通りです。

1. コードを読むとき、なぜこの実装なのか自分なりに理解する

動作確認だけでなく、「なぜこの変数名なのか」「なぜこのループ構造を選んだのか」といった意図まで考える。 実装の背景を想像することで、バグや改善点を見つけやすくなります。ループの終了条件や計算式が一見正しくても、仕様変更で破綻する可能性も。

2. 疑問があれば、先輩に質問し議論する

初歩的なことではありますが、自分では「小さなこと」と思っていた内容が、実はチーム全体に影響する問題だった…というケースはよくあります。だからこそ、気になったらとりあえず聞いてみる姿勢が重要です。
また、質問するときは「なぜこの実装にしたのか」を理解するために聞いていると伝えると、先輩も前向きに答えてくれます。

3. 改善できる点があれば、提案する

小さな改善でも、積極的に意見を出す。正直新人の時にこれをすると、高確率で好印象を持ってもらえる気がします。さらに、提案を通じて先輩とコミュニケーションを取る中で、自分では気づけない知識やノウハウを吸収できることも多いです。

まとめ

私が思う、プログラマーがもつべき反骨精神とは、
「他人のコードだからといって盲信せず、自分で理解・検証し、より良いものを追求する習慣を持つこと」
「相手を否定すること」ではなく、より良いものを一緒に作るための前向きな疑いです。
この姿勢を意識することで、コードの品質はもちろん、自分自身の成長にもつながると思っています。

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