Go 言語仕様6（goroutine 並行処理）

概要

Go 言語の仕様まとめ。

前回：
Go 言語仕様5（スライス、マップ）

内容

• goroutine 並行処理

goroutine 並行処理

以下のようにループ処理が2つある場合、プログラムは上から下に実行されるため、
SubLoop関数のループ処理が完了後しないと、main関数のループ処理が実行されない。

func SubLoop() {
	for i := 0; i < 20; i++ {
		fmt.Println("SubLoop:", i)
	}
}

func main() {
	SubLoop()

	for i := 0; i < 20; i++ {
		fmt.Println("MainLoop:", i)
	}
}

実行結果

SubLoop: 0
SubLoop: 1
SubLoop: 2
SubLoop: 3
SubLoop: 4
SubLoop: 5
SubLoop: 6
SubLoop: 7
SubLoop: 8
SubLoop: 9
MainLoop: 0
MainLoop: 1
MainLoop: 2
MainLoop: 3
MainLoop: 4
MainLoop: 5
MainLoop: 6
MainLoop: 7
MainLoop: 8
MainLoop: 9

goroutineを使うことで、2つのループ処理を並行して走らせることができる。
以下のように SubLoop( ) の前に go と記述するだけ。

func SubLoop() {
	for i := 0; i < 20; i++ {
		fmt.Println("SubLoop:", i)
		// 実行結果がわかりやすいようにsleepを入れておく
		time.Sleep(100 * time.Millisecond)
	}
}

func main() {
	go SubLoop()

	for i := 0; i < 20; i++ {
		fmt.Println("MainLoop:", i)
		time.Sleep(200 * time.Millisecond)
	}
}

実行結果

MainLoop: 0
SubLoop: 0
SubLoop: 1
MainLoop: 1
SubLoop: 2
SubLoop: 3
MainLoop: 2
SubLoop: 4
SubLoop: 5
MainLoop: 3
SubLoop: 6
SubLoop: 7
MainLoop: 4
SubLoop: 8
SubLoop: 9
MainLoop: 5
MainLoop: 6
MainLoop: 7
MainLoop: 8
MainLoop: 9

次回

Go 言語仕様7（goroutine と channel）